スパイ大作戦
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「──え、あ、ごめん」
見苦しい、と言われては仕方ない。
あたしは渋々着物に袖を通して襟を直した。
「あのさ、五平が呼んでる」
「──ああ、そうやった」
「お前を呼んで来いってうるさいんだ。
戻ってやりなよ」
「え、なになに?誰、五平って」
平助くんが割り込んだ。
「総司くんがいっつも遊んでる子ども。
こないだ一緒に鬼ごっこしてん」
「なんだ、餓鬼かよ。びっくりした」
「なになに?やきもち?」
「べっ、別にそういうんじゃねぇけどさぁ」
怒ったように言う平助くんの腕をとる。
「そや、平ちゃんも一緒に行こ?」
「──え、俺もぉ?」
「うん、行こ行こ!」
あたしは平助くんの腕を引いて立ち上がらせた。
スパイ大作戦<2>/終