スパイ大作戦
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「なあ、のぞみ呼びに行ってきてぇな」
沖田は、言われて五平を見下ろした。
「坊ちゃん、無理言うたらあかしまへん」
菊が軽くたしなめる。
「のぞみ君と遊んでたんじゃなかったの?」
「土方さんに怒られるし、いっぺん戻ってくる、言うて帰ったっきり戻って来ぃひんねんけ」
沖田は小さく笑った。
「じゃあ、土方さんに捕まって用事言いつけられてるか、縁側に寝転んだついでに昼寝でもしてるんじゃないかな」
「沖田、呼んできてぇな」
「ええー、めんどくさい。僕が鬼をやろうか?」
すると、五平は「ちぇ、」と唇をとがらせる。
「沖田、のぞみより走り遅いやん」
「坊ちゃん、お武家はんに向かってなんちゅう言い方や!
早よ、沖田はんに謝りよし」
菊は叱って、
「すんまへん、沖田はん。……失礼やわ、もうこの子」
頬を赤らめた。
「のぞみ君より足が遅い?……それは聞き捨てならないなぁ」
沖田の言葉に、五平はにやりと笑う。
「なあ、呼んできてぇな。
のぞみと勝負してみたらええやん、めっちゃ速いであいつ」
「そこまで言われちゃ、男として引き下がれないね」
「やりぃ!」
五平が小躍りした。