The Show Must Go On
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「やめろ、総司」
【土方さん】が制した。
「なあ、さっきヘースケも言ってたろ。
俺たちゃ、お前をとって食おうって訳じゃねぇ。
正直に話してくれりゃあ、力になってやれねぇこともねぇ」
あたしは、ぐるりとメンバーを見回した。
すると、長身イケメンが穏やかに微笑む。
「まず、名前から教えてくれや」
あたしは、もう一度みんなを見た。
本名を名乗って大丈夫だろうか。
「家はどこにあるんだ?」
言うべきだろうか──。
「お嬢さんよ、黙ってると余計に怪しまれるぜ」
ガタイのいい人が言った。
「俺たちゃ、あんたをどうこうしようって気はねぇ。
夜道を一人で歩かせるのは忍びねぇし、送ってやろうってだけだ」
確かに、これ以上ダンマリを続けるのは状況を悪化させるだけかもしれない。
あたしは観念して口を開いた。
「山本のぞみです……。
家は、車折(くるまざき)、ですけど……」
「のぞみちゃん、かあ!いい名前だね」
【ヘースケ】が笑顔で言った。
【土方さん】は、渋い顔をしている。
「車折、か」
「今から送って行くとなると、着くのは夜中を過ぎちまうな」
長身の彼が、ため息混じりに腕組みした。