今夜は無礼講!
夢小説設定
名前変更名前の変更ができます。
※苗字は固定となっています。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
屯所に戻った土方たちは、のぞみを部屋に連れて行った。
すぐに、藤堂と斎藤がやってきて、布団を敷いて世話を焼き始めたので、土方は一人で近藤の部屋へと向かった。
「そうか、そんなことが」
角屋における芹沢の所業について報告を受けた近藤は、太い息を吐く。
芹沢たちの悪行の数々はすでに会津藩の知るところとなっており、頭痛の種となっていた。
「ところで、近藤さん」
土方は切り出した。
「あんたに預けておいたはずののぞみのことなんだが、」
「──あ、ああ、のぞみ君かね。
いやはや、芹沢が一緒に連れて行くと言ってきかなくてな」
「あいつが言うには、近藤さんに猫を追い払うように【しっしっ】とされたってことだが」
「あはは、」と近藤はバツが悪そうに笑う。
「芹沢を怒らせると後々面倒だろう。
丁度、総司も出掛けるところだったから心配はないと思ってな」
土方は、むっつりとしたまま近藤を睨みつけている。
「それに、のぞみ君も本心ではトシについて行きたかったんだろうしな。
昔取った杵柄で、お前に甘えてくると嬉しそうに出て行ったぞ」
「……はぁ?」
「のぞみ君はあれか?お前の馴染みだったのか?」
「……近藤さん、あんたまで何を言い出すんだ」
「隠さなくともいいだろう、お前と俺の仲じゃあないか。
お前を追って足抜けしてきたのだろう?」
土方は大きな溜息を落とした。