今夜は無礼講!
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芹沢は上機嫌。
時々あたしにお酒を注いでくれて、それを飲み干すと「いい飲みっぷりだ」と喜んだ。
「おい、いい加減にしろ」
土方さんが、あたしを見据えて言ってきた。
「ほな、助けてください」
声を殺して言って、あたしも睨み返す。
それにしても、遊女たちの着物とかんざしが見事だ。
土方さんにしなだれかかっている遊女は、新八さんの隣にいる遊女よりも、より豪華なものを身につけている気がする。
(遊女のランクによって違うんかなぁ~)
あたしが遊女たちを見ていることに気付いたのか、芹沢が話しかけてきた。
「懐かしくなったか?」
「──へぇ?」
「お前の遊女姿も見てみたかったものだ」
芹沢は、あたしの肩を抱き寄せる。
(平ちゃん、コイツと同(おんな)じレベルやん……)
「花街にいはったんどすか?」
新八さんの隣の女性が訊いてきた。
すかさず、新八さんが「余計なことを訊くな」と制してくれる。
あたしが「あはは、」と笑ってごまかしていると、芹沢が割り込んできた。
「土方が落籍せたんだろう?」
「──え、」
新八さんが土方さんを見る。
【ひかせた】とは、多分【身請けした】とかいう意味なんだろう。
「そうなんどすかぁ?!」
土方さんの隣の女性が批難めいた口調になった。