今夜は無礼講!
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「はい、【三国志】が好きって話してたんです」
「──ほう、お前ぇ【三国志】を知ってるのか」
「はい、そやから、近藤さんと【関羽って、カッコいいですよね!】って意気投合してたんです」
「ね、」と近藤さんに向かってにっこり笑って見せた。
近藤さんが変な話を始める前に、土方さんを追い出さねばならない。
「いってらっしゃい、土方さん。ここで大人しぃしときます」
「近藤さん、すまねぇな。こんなもの預けちまって」
「──ちょ、【こんなもの】って何ですか、【こんなもの】って!」
近藤さんはにこにこ笑っている。
「なに、構わん。大切に預からせてもらうよ」
「近藤さんを困らせるなよ」
土方さんはわざと怖い顔を作って、玄関の方へ去って行った。
近藤さんはにこにこ笑っている。
「トシに気に入られてるなぁ、のぞみ君」
あたしは思い切り顔をしかめた。
「普通やと思いますけど」
近藤さんは意味深な笑みを浮かべている。
「いやいや、あれは大層気に入っているぞ。
俺には分かるんだ、永い付き合いだからな」
そして、思い出したようにぽんと手を打った。
「そうそう、干菓子があったんだった。
のぞみ君、お茶を淹れてきてはくれまいか」