今夜は無礼講!
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(──あ、平ちゃんもここにいたんか)
ちょっとホッとする。
近藤さんは一段高い所に座って、腕組みしてみんなの稽古を見守っている。
その隣の鬼瓦みたいな人は──。
「近藤さんの隣にいるのが芹沢だ。
関わらねぇようにしとけよ」
そう言うと、「原田」と呼んだ。
壁を背に立っていた左之さんは呼ばれたことに気付いて、壁づたいにこちらへやってくる。
「おんや、のぞみ。見学か?」
そして、あたしを見下ろして、プッと噴き出した。
「勇ましい格好だな」
「──へ?」
「たすき掛けに股立まで取って」
あたしは自身を見下ろして、
「──ああ、さっきまでホコリと決闘してたんで」
あたしは腰からさっとハタキを抜いて、「めぇん!」と左之さんの頭上に落とした。
もちろん左之さんは、さっとハタキの柄を掴んで「甘い」と笑う。
【掃除】と言えば【総司くん】はどこにいるんだろう?
道場内を見渡してみても、姿は見えなかった。
「ちょっと、こいつを見ててくれねぇか。
俺もちょっと汗を流してくる」
「あいよ」
土方さんに言われて、左之さんはあたしの肩を抱いた。
奥の方で、平助くんが面をつけて誰かと向き合った。