今夜は無礼講!
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後片付けを終えて、ハタキとホウキを手に左之さんと新八さんの所へ行くと、
「あれ、お留守?」
この時間帯は、たいてい二人で碁を打ったり、将棋を差したりしているのに。
「気ぃ早いな。もう出てったん?」
少し呆れながら雑にハタキをかけ、二三回ホウキを動かしただけで部屋を出た。
次に一くん達の部屋へ行くと、
「ここもかいな、……めっちゃ浮かれてるやん」
土方さんが、あたしを連れて行きたくない理由がありありと分かるような気がした。
「パス」
掃除するのがアホらしくなって、総司くんの部屋に向かった。
「──あれ、いたん?」
そう言うと、総司くんは流し目で睨み上げて、
「僕の部屋に僕がいたらいけない理由でもあるの?」
──と、憎たらしい口をきいてきた。
「いや、アカンことないけど、皆さん早々にお出かけみたいやから」
ハタキを振り回しながら言うと、
「ちょっと、人の目の前でハタキを振り回さないでよ」
袖で鼻と口を覆って、総司くんは立ち上がった。
「じゃ、ご期待に沿って出掛けてくるとするかな」
刀を差しながら、総司くんは部屋を出て行った。