団子屋の男
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「ああ?」
「暇なんで、あたしにも、なんかお仕事欲しいんですけど」
「仕事って、お前ぇ、……飯の用意とかやってるじゃねぇか」
(総司くんに)【ただ飯食らい】と言われたくなくて、お膳の上げ下げや、下働きの女性がすでに畳んでくれている洗濯物をそれぞれのお部屋に届けたり──はしてる。
「まあ、そうなんですけど。
なんていうか、もっとこう【知的な活動】をやりたいんですよね」
「なんだ、その知的な活動ってぇのは?」
「たとえば、その今書いたはるお手紙の代筆、とか」
「ほう?」
「あたしが手伝(てつど)うたら、土方さんの肩こりもちょっとはマシになるんちゃいます?」
「なるほど、そいつぁいい考えかもしれねぇな」
「でしょ!?」
「よし、」
土方さんは言って、あたしに席を譲った。
「試しに書いてみろ」
習字教室に通ったことはないが、字は割とキレイな方だ。
あたしは墨をスリスリして、筆を取った。
「じゃあ、俺が言う通りに書いてみろ」
「はい!」
姿勢を正して、緊張気味に筆を持った。