久しぶりの男前
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宴会もお開きになって……というか、左之さん、新八さんがイビキをかき始めたので、一くん、平助くんとあたしは部屋へ戻ることにした。
平助くんが部屋まで送ってくれて、灯を点けてくれる。
「じゃ、また明日な」
「うん、おやすみ」
少し飲み過ぎてしまった。
あたしはバッグの中からスマホを取り出してから、灯火を消した。
あたしは、真っ暗な中では眠れない質なのだ。
だから、スマホのライトを下に向けて、畳に明かりが漏れるようにして一晩中点けておく。
ほろ酔いなら、すぐに眠りに落ちるはずなのに、なぜか今夜は目が冴えていた。
さっき、総司くんに突き飛ばされたのが少し気になっている。
(突き飛ばすことないのに……)
ちょっとした冗談のつもりでやったことだったのに。
(そもそも、自分がほっぺたつねってきたからやん)
(むかつくっ)
あたしは、掛布団を蹴とばして、団扇でばたばた仰いだ。
(はぁ~、扇風機欲しい……)
ごろんと、横向きになったとき、背後から「こん、こん」と咳が聞こえた。
その後も、襖越しに時々咳が聞こえてくる。
(…………、)
あたしは、スマホを持って立ち上がった。