久しぶりの男前
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「──へ?」
左之さんは、にやにやしてる。
「あいつ、いい男だろう?
丈も高ぇし、お前ぇと並んだら丁度いいくらいだぜ、きっと」
「べ、別に、好きとかいうわけとちゃうけど」
確かに、初対面で【男前】とは思ったけど。
「ちぇーっ」
平助くんが口を尖らせる。
「俺だって好きで小兵なんじゃねーよ」
平助くんは背こそ低いが、なかなかどうしての美形なのだ。
「へ、平ちゃん、あたし別に山崎さんが好きとか一言も言うてへんし」
平助くんは完全にふてくされてしまっている。
「ていうか、あたし平ちゃんのこと好きやで?美形やし、あたしの好きな顔!」
酔った勢いもあって、平助くんの頬を両手で包んでこっちを向かせた。
それでも平助くんは、まだ目を合わせようとしない。
むっつりと頬を膨らませている。
「顔にケガせんように気ぃつけや。
新八さんやったら刀傷一つくらいあったって、かえって顔にハクがついてええやろけど、
平ちゃんみたいな綺麗な顔に傷ついたら、せっかくの美貌が台無しやで?」
ようやく、ちらりとこちらに視線を戻すと、
「うん、分かった」
平助くんは、ほんわりと笑った。
(かわいっ)