始まった日々
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「──あ?平助には無理だと思うぜ」
「いーから、のぞみをおろせよ!」
平助くんが、あたしの袴を引っ張る。
「新八さん、この体勢つらいです。下ろしてください」
「あん?──そうか?」
やっと下ろしてもらえたかと思えば、平助くんがサッと背中を向ける。
「ほら、俺におぶされよ」
「──へ、なんで?」
すでにみんなお酒が入ってるから、言い出したら後にひかない。
「まあ、負ぶわせてやってくれよ、のぞみ」
左之さんにそう言われたら断れなくて、仕方なく平助くんの背中にしがみついた。
「よいしょっと」
掛け声とともに立ち上がった平助くん。
「なんともねぇじゃねーか!
これが重いって、総司、お前やっぱ鍛え方足りねーわ」
「どれどれ、俺にも貸してみな」
左之さんも言い出して、
「──わわ!」
平助くんの背中から下りたあたしを横抱きにした。
(ちょー、恥ずかしいんですけど!)
「負ぶう必要なんかねぇだろ。
こうして、抱いてたって重くなんかねーよ。
総司は餓鬼相手に遊んでばっかいるからな」
おかしそうに笑う。
「お前、餓鬼しか抱き上げたことねぇんだろ」