クリスマス
お名前
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聖なる夜クリスマス…それはイエス・キリストの降誕を祝福する聖誕祭のことである。街はキラキラと輝くイルミネーションで飾り付けられ、人々は皆、幸せそうに各々大切な人と過ごしている。
・・・ここにいる二人以外は。
「わーー…見てくださいよ土方さん。世の中にはこんなにもカッポゥ共が溢れてたんですね〜。私、ぜんっぜん、1っミリも知りませんでしたよ〜。何せ、世の平和を守るために、クリスマスの夜にまでこうして身を粉にして働いてるもんですから〜。あっはっはっはーー!!!」
「・・・」
「あぁっ!!ヤバい!ヤバいですよ土方さん!あそこのカッポゥ今にもキッスしそうです!!見てください!!・・・あ!ああーー!!!!」
「やかましいっ!!」バシンッ!
土方は、目を両手で覆いながらも指の隙間からしっかりと覗いている名前の頭を叩いた。
「いだいっ!」
「自業自得だ、このバカ。見回りに集中しねェか!」
「ううっ、本当は私もここにいるカッポゥ共みたいに過ごす予定だったのにぃぃ!土方さんが休暇届受理してくれなかったから、こんなことに…」
「『クリスマスの夜に街でイチャつくカッポゥ共を全員爆破させるんですぅ!』っつって出してきた休暇届を受理出来るわけねーだろうが。」
「・・・ブツブツブツブツ」
「・・・おい、何やってんだ?」
「え、見て分かりませんか?カッポゥ共が破局する呪いをかけています。」
「分かるかぁぁぁ!!!どんだけカップルが憎いんだよテメェは!」
「憎いだなんて、そんなまさか!!世のカッポゥ共に、てめーらの幸せが誰の犠牲の上に成り立っているかを思い知らせてやりたいだけですよぉ!」
名前はニコニコと笑って答えるが、その目は笑っていない。土方は呆れて、タバコをふかす。
「ふーー…」
「土方さん、ここ、禁煙ですよ。」
「・・・すぐ消すよ。ふー…」
「・・・。」
名前から無言の圧に負けて、舌打ちをしながらタバコの火を消した。
「・・・誰かいいヤツはいねぇのか?」
「え、何か言いました?」
「誰かいいヤツはいねぇのか?」
「すみません、もう一度お願いします。クリスマスにカッポゥを爆破させると言って休暇届を出したのに受理されなかった哀れな女にもう一度、お願いします。」
「・・・聞こえてんじゃねーか。ったく、テメェは…まぁ、なんだ、その…器量はいいんだから、言い寄られたりしねーのかよ。」
「・・・え?もう一度言ってもらえませんか?『まぁ、なんだ、その…』の後が少し聞き取れなくて。」
「絶対聞こえてるよね!?もう言わねーよ!!」
「ちぇー。・・・でも、いつ死ぬとも分からない身で誰かを幸せにしてあげられるんだろうかって考えちゃうと、なかなか難しいんですよね〜。」
難儀な職に就いてしまいました、と名前は肩をすくめた。
「・・・名前。」
「なんですか土方さん、急に立ち止まって。」
「お前は絶対に死んだりしねーよ。」
「・・・土方さん、人間誰しもいつかは死にますが?それともアレですか?私は人間じゃねぇってか?喧嘩を売ってるんだとしたら超高額買い取りしますよ?」
「ちっげーーよ!!分かんだろ!?どんだけ捻くれて捉えてんだ!!」
「・・・?」
不思議そうに首を傾げる名前。
「・・・ちっ!!お前は、その、俺が…やる…んだ…」ゴニョゴニョ
「・・・うーん、すみません。本当に聞こえません。」
「俺が、お前を…ってやる…ってんだ。」ゴニョゴニョ
「・・・もう一声!!」
ブチィッ!!
「俺がお前を守ってやるっつってんだ!!」
「!!」
名前は土方の急な大声に驚いて咄嗟に両手で耳を塞ぐ。何を言われたのかピンと来ていなかったが、だんだんと意味を理解してきて、自分でも顔が熱くなるのが分かった。
土方も自分が大声で小っ恥ずかしいことを口にしてしまったことに気がついて、やってしまった…と片手で顔を覆っている。
「ひゅーひゅー!よっ、兄ちゃん!」
「兄ちゃん男前!堂々とプロポーズか!?」
「ちっ、ちっげーーよ!!見せもんじゃねえ!散れ!!」
「っていうか真選組じゃね!?仕事中にイチャついてんなよ、この税金泥棒!」
「よーし!テメェはショッピいてやる!!」
土方の大声で注目を集めてしまったのか、立ちすくむ二人の周りに人だかりが出来てしまったが、刀に手をかける土方を見て、すぐにみんな散っていった。
「土方さん…」
「・・・何だよ。言っとくが、プロポーズじゃねぇぞ。」
「ぷっ、分かってますよ。部下として守ってくれるってことですよね?でも嬉しかったです、ありがとうございます。」
「おう…」
「ただ…うーん…」
「なんだよ…?」
「私も隊士ですから、守られてばかりでは名折れです。なので、私にも土方さんを守らせてください。」
土方さんが守ってくれて絶対死なない私が、土方さんを守る…コレって最強ですよね?ニシシ、と笑う名前。
「ふっ…そうだな。」
「では、見回りの続きといきますかー!」
「随分上機嫌になったじゃねえか。」
「はい!私にはデートをしてくれる相手はいませんが、命を守ってくれる人がそばにいることが分かりましたからね〜!」
「・・・!おう。」
ふんふふーん、と上機嫌に鼻歌を歌う名前を見てカワイイと思ったことは内緒だ。
ー「名前、見回りが終わったら土方スペシャル食わせてやるよ。クリスマスプレゼントだ。」
ー「・・・何の嫌がらせですか?」
ー「嫌がらせじゃねぇよ!?」
ー「・・・ケーキとチキンが良いです。」
ー「ちっ、しかたねぇな。」
・・・ここにいる二人以外は。
「わーー…見てくださいよ土方さん。世の中にはこんなにもカッポゥ共が溢れてたんですね〜。私、ぜんっぜん、1っミリも知りませんでしたよ〜。何せ、世の平和を守るために、クリスマスの夜にまでこうして身を粉にして働いてるもんですから〜。あっはっはっはーー!!!」
「・・・」
「あぁっ!!ヤバい!ヤバいですよ土方さん!あそこのカッポゥ今にもキッスしそうです!!見てください!!・・・あ!ああーー!!!!」
「やかましいっ!!」バシンッ!
土方は、目を両手で覆いながらも指の隙間からしっかりと覗いている名前の頭を叩いた。
「いだいっ!」
「自業自得だ、このバカ。見回りに集中しねェか!」
「ううっ、本当は私もここにいるカッポゥ共みたいに過ごす予定だったのにぃぃ!土方さんが休暇届受理してくれなかったから、こんなことに…」
「『クリスマスの夜に街でイチャつくカッポゥ共を全員爆破させるんですぅ!』っつって出してきた休暇届を受理出来るわけねーだろうが。」
「・・・ブツブツブツブツ」
「・・・おい、何やってんだ?」
「え、見て分かりませんか?カッポゥ共が破局する呪いをかけています。」
「分かるかぁぁぁ!!!どんだけカップルが憎いんだよテメェは!」
「憎いだなんて、そんなまさか!!世のカッポゥ共に、てめーらの幸せが誰の犠牲の上に成り立っているかを思い知らせてやりたいだけですよぉ!」
名前はニコニコと笑って答えるが、その目は笑っていない。土方は呆れて、タバコをふかす。
「ふーー…」
「土方さん、ここ、禁煙ですよ。」
「・・・すぐ消すよ。ふー…」
「・・・。」
名前から無言の圧に負けて、舌打ちをしながらタバコの火を消した。
「・・・誰かいいヤツはいねぇのか?」
「え、何か言いました?」
「誰かいいヤツはいねぇのか?」
「すみません、もう一度お願いします。クリスマスにカッポゥを爆破させると言って休暇届を出したのに受理されなかった哀れな女にもう一度、お願いします。」
「・・・聞こえてんじゃねーか。ったく、テメェは…まぁ、なんだ、その…器量はいいんだから、言い寄られたりしねーのかよ。」
「・・・え?もう一度言ってもらえませんか?『まぁ、なんだ、その…』の後が少し聞き取れなくて。」
「絶対聞こえてるよね!?もう言わねーよ!!」
「ちぇー。・・・でも、いつ死ぬとも分からない身で誰かを幸せにしてあげられるんだろうかって考えちゃうと、なかなか難しいんですよね〜。」
難儀な職に就いてしまいました、と名前は肩をすくめた。
「・・・名前。」
「なんですか土方さん、急に立ち止まって。」
「お前は絶対に死んだりしねーよ。」
「・・・土方さん、人間誰しもいつかは死にますが?それともアレですか?私は人間じゃねぇってか?喧嘩を売ってるんだとしたら超高額買い取りしますよ?」
「ちっげーーよ!!分かんだろ!?どんだけ捻くれて捉えてんだ!!」
「・・・?」
不思議そうに首を傾げる名前。
「・・・ちっ!!お前は、その、俺が…やる…んだ…」ゴニョゴニョ
「・・・うーん、すみません。本当に聞こえません。」
「俺が、お前を…ってやる…ってんだ。」ゴニョゴニョ
「・・・もう一声!!」
ブチィッ!!
「俺がお前を守ってやるっつってんだ!!」
「!!」
名前は土方の急な大声に驚いて咄嗟に両手で耳を塞ぐ。何を言われたのかピンと来ていなかったが、だんだんと意味を理解してきて、自分でも顔が熱くなるのが分かった。
土方も自分が大声で小っ恥ずかしいことを口にしてしまったことに気がついて、やってしまった…と片手で顔を覆っている。
「ひゅーひゅー!よっ、兄ちゃん!」
「兄ちゃん男前!堂々とプロポーズか!?」
「ちっ、ちっげーーよ!!見せもんじゃねえ!散れ!!」
「っていうか真選組じゃね!?仕事中にイチャついてんなよ、この税金泥棒!」
「よーし!テメェはショッピいてやる!!」
土方の大声で注目を集めてしまったのか、立ちすくむ二人の周りに人だかりが出来てしまったが、刀に手をかける土方を見て、すぐにみんな散っていった。
「土方さん…」
「・・・何だよ。言っとくが、プロポーズじゃねぇぞ。」
「ぷっ、分かってますよ。部下として守ってくれるってことですよね?でも嬉しかったです、ありがとうございます。」
「おう…」
「ただ…うーん…」
「なんだよ…?」
「私も隊士ですから、守られてばかりでは名折れです。なので、私にも土方さんを守らせてください。」
土方さんが守ってくれて絶対死なない私が、土方さんを守る…コレって最強ですよね?ニシシ、と笑う名前。
「ふっ…そうだな。」
「では、見回りの続きといきますかー!」
「随分上機嫌になったじゃねえか。」
「はい!私にはデートをしてくれる相手はいませんが、命を守ってくれる人がそばにいることが分かりましたからね〜!」
「・・・!おう。」
ふんふふーん、と上機嫌に鼻歌を歌う名前を見てカワイイと思ったことは内緒だ。
ー「名前、見回りが終わったら土方スペシャル食わせてやるよ。クリスマスプレゼントだ。」
ー「・・・何の嫌がらせですか?」
ー「嫌がらせじゃねぇよ!?」
ー「・・・ケーキとチキンが良いです。」
ー「ちっ、しかたねぇな。」
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