生まれ変わってもまた忍びとして
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気軽に買えたグラニュー糖、上白糖、粉砂糖。
お菓子作りの材料なんて日常で簡単に手に入った。
だが今は、まったく手に入らない……。知らなかったときは気にならなかったが砂糖の存在。
お菓子作りで必ずと言っていいほどの砂糖が手に入らなことに俺は頭を抱えることになった。
「佐助、帳簿を眺めてどうしたのだ?」
「あ…いやぁ給料計算してたの。欲しいものがあったけど、ちょーっと高価でね」
ちょっとなんてもんじゃない。金と同じような価値だなんて……。
「戦に必要なものであれば、別途対応するぞ」
「うーん、戦がらみじゃなくって俺様個人的に気になったものなんだ。まぁ、他にも方法を考えてみるからさ。旦那は気にしなくって大丈夫だよ」
安心させようとしたのだが、逆にふくれっ面になってしまった。
「どうしたんだよ旦那」
「佐助、最近おかしいぞ。忍びは公私混同せぬと言っていたではないか。ここ最近休みもせず一体何をしておる!
休めるときに休まず、いざというとき動けるのか!」
「あー、ごめんって。これでも休む時はちゃんと休んでますって」
休んでいるのは本当だ。社畜だったことよりしっかり休息は取れているし、自分の時間もある。
何よりこの体は、そんなに休息が必要ない。この体だったら20連勤くらい余裕だっただろうな、いや…余裕でもやりたくない。
「佐助の休んでいるは信用ならん!何をしていたかはっきり申せ!」
「分かった、分かった。白状しますよ、御館様の命で九州の方に行くついでに買い物したかったんだけど
予算が足りなくって金策に走ってました。でも任務に支障がないようしっかり休みは貰ってましたよ」
体が資本の仕事だ、動けなくなれば即死ぬ。
「……ずるいぞ、佐助ェ!某もともについていこう!」
「あのねぇ…俺様が受けた任務なの。大体真田の旦那と一緒じゃ時間かかりすぎちゃうって」
「佐助はどうやって行くつもりなのだ?」
「飛んでく。邪魔がない分まーっすぐ移動できるからすぐ着くんだよ」
窓の外に待機している鳥を指さすと、旦那は目を輝かせた。
「某も!某も一緒に飛びたいでござる!」
「えー…ちょっと厳しいんじゃないかな」
旦那と一緒に諸国をめぐるのはきっと楽しいだろうが、任務として向かうのにつれていくわけには行かない。
そもそも旦那と一緒じゃ目立ちすぎて忍びとしての仕事に支障が出る。
「邪魔はせぬ!頼む佐助!」
「あー……もうわかりましたよ。九州に行く前に、四国寄っていきますけど」
「長曾我部殿の所でござるか?」
「そう、ちょっと個人的に頼みたいことがあってね。
あ、安心してよ。戦とは関係ない話だからさ」
何故か旦那は不機嫌そうだった。あ、もしかして忠誠心とか疑われちゃってる感じ?
「……いつからそんな依頼をするほど、長曾我部殿と仲良くなったのでござるか?」
「いや、全然。ただ、作ってほしいもの作れそうなのが鬼の旦那くらいしか思いつかなかったんだよね」
「なにかカラクリでも依頼するのか?」
「まぁそんな所かな」
確か四国は和三盆とか砂糖があった気がした。うろ覚えだけど……
それになかったとしても海賊として当たり屋してるんだから、砂糖とか持っているかもしれない。
それを奪…譲ってもらえないか話してみるつもりだ。
一番の目的は冷蔵庫が欲しい。先日何とか頑張ったら氷の技が使えるようになった。
といっても長時間冷やし続けるや凍らせるのはかなり疲れる。
是が非でも冷蔵庫が欲しい。冷凍庫も欲しい。
この時代ではオーバーテクノロジーじゃないかとも思うが、鬼の旦那だったら意外と作れるんじゃないかと思っている。
電気が必要なら竜の旦那から充電すればいいとか思っている。
「して佐助。旅の最中は某のおやつはどうなるのだ?」
「手土産も併せて、いくつか焼き菓子を持っていくつもりだよ。まぁ烏に頑張ってもらうから、すぐにつくけどね」
ごめんよ、無理そうって顔してるけど……何日も旦那を連れまわすわけには行かないからさ。
こうして急遽旦那もつれての任務となった。
「しかし、佐助はいつの間にこれほどの菓子を覚えたのだ?」
なんだかんだで、作りすぎた。いやでも、俺様がいなくなったらバターとか駄目になっちゃうわけだし、残しておくのも良くないと思ったんだよね。
「次の任務で南蛮関係者の施設に侵入するからさ、怪しまれないように勉強したってわけ」
「勤勉だな!我が忍びとして鼻が高いぞ、佐助!」
「旦那ってすぐ俺を褒めるよね」
「当然だろう!本当なら各国に自慢したいほどだ!」
ふん!と鼻息荒く、そんなところが本当にかわいい人だ。
「それじゃあ、そろそろ行きますか」
「応!」
お菓子作りの材料なんて日常で簡単に手に入った。
だが今は、まったく手に入らない……。知らなかったときは気にならなかったが砂糖の存在。
お菓子作りで必ずと言っていいほどの砂糖が手に入らなことに俺は頭を抱えることになった。
「佐助、帳簿を眺めてどうしたのだ?」
「あ…いやぁ給料計算してたの。欲しいものがあったけど、ちょーっと高価でね」
ちょっとなんてもんじゃない。金と同じような価値だなんて……。
「戦に必要なものであれば、別途対応するぞ」
「うーん、戦がらみじゃなくって俺様個人的に気になったものなんだ。まぁ、他にも方法を考えてみるからさ。旦那は気にしなくって大丈夫だよ」
安心させようとしたのだが、逆にふくれっ面になってしまった。
「どうしたんだよ旦那」
「佐助、最近おかしいぞ。忍びは公私混同せぬと言っていたではないか。ここ最近休みもせず一体何をしておる!
休めるときに休まず、いざというとき動けるのか!」
「あー、ごめんって。これでも休む時はちゃんと休んでますって」
休んでいるのは本当だ。社畜だったことよりしっかり休息は取れているし、自分の時間もある。
何よりこの体は、そんなに休息が必要ない。この体だったら20連勤くらい余裕だっただろうな、いや…余裕でもやりたくない。
「佐助の休んでいるは信用ならん!何をしていたかはっきり申せ!」
「分かった、分かった。白状しますよ、御館様の命で九州の方に行くついでに買い物したかったんだけど
予算が足りなくって金策に走ってました。でも任務に支障がないようしっかり休みは貰ってましたよ」
体が資本の仕事だ、動けなくなれば即死ぬ。
「……ずるいぞ、佐助ェ!某もともについていこう!」
「あのねぇ…俺様が受けた任務なの。大体真田の旦那と一緒じゃ時間かかりすぎちゃうって」
「佐助はどうやって行くつもりなのだ?」
「飛んでく。邪魔がない分まーっすぐ移動できるからすぐ着くんだよ」
窓の外に待機している鳥を指さすと、旦那は目を輝かせた。
「某も!某も一緒に飛びたいでござる!」
「えー…ちょっと厳しいんじゃないかな」
旦那と一緒に諸国をめぐるのはきっと楽しいだろうが、任務として向かうのにつれていくわけには行かない。
そもそも旦那と一緒じゃ目立ちすぎて忍びとしての仕事に支障が出る。
「邪魔はせぬ!頼む佐助!」
「あー……もうわかりましたよ。九州に行く前に、四国寄っていきますけど」
「長曾我部殿の所でござるか?」
「そう、ちょっと個人的に頼みたいことがあってね。
あ、安心してよ。戦とは関係ない話だからさ」
何故か旦那は不機嫌そうだった。あ、もしかして忠誠心とか疑われちゃってる感じ?
「……いつからそんな依頼をするほど、長曾我部殿と仲良くなったのでござるか?」
「いや、全然。ただ、作ってほしいもの作れそうなのが鬼の旦那くらいしか思いつかなかったんだよね」
「なにかカラクリでも依頼するのか?」
「まぁそんな所かな」
確か四国は和三盆とか砂糖があった気がした。うろ覚えだけど……
それになかったとしても海賊として当たり屋してるんだから、砂糖とか持っているかもしれない。
それを奪…譲ってもらえないか話してみるつもりだ。
一番の目的は冷蔵庫が欲しい。先日何とか頑張ったら氷の技が使えるようになった。
といっても長時間冷やし続けるや凍らせるのはかなり疲れる。
是が非でも冷蔵庫が欲しい。冷凍庫も欲しい。
この時代ではオーバーテクノロジーじゃないかとも思うが、鬼の旦那だったら意外と作れるんじゃないかと思っている。
電気が必要なら竜の旦那から充電すればいいとか思っている。
「して佐助。旅の最中は某のおやつはどうなるのだ?」
「手土産も併せて、いくつか焼き菓子を持っていくつもりだよ。まぁ烏に頑張ってもらうから、すぐにつくけどね」
ごめんよ、無理そうって顔してるけど……何日も旦那を連れまわすわけには行かないからさ。
こうして急遽旦那もつれての任務となった。
「しかし、佐助はいつの間にこれほどの菓子を覚えたのだ?」
なんだかんだで、作りすぎた。いやでも、俺様がいなくなったらバターとか駄目になっちゃうわけだし、残しておくのも良くないと思ったんだよね。
「次の任務で南蛮関係者の施設に侵入するからさ、怪しまれないように勉強したってわけ」
「勤勉だな!我が忍びとして鼻が高いぞ、佐助!」
「旦那ってすぐ俺を褒めるよね」
「当然だろう!本当なら各国に自慢したいほどだ!」
ふん!と鼻息荒く、そんなところが本当にかわいい人だ。
「それじゃあ、そろそろ行きますか」
「応!」