天下統一計画(仮)
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「私は……死んでいないようですね」
瞼を開けると、ひやりと首筋に冷たい感触。
「貴様が死ぬと和海が悲しむ故、ここで首をはねるのは止めてやろう」
毛利様の声は若干の苛立ちを含んでいる。
私と接していた時は、感情なんて表に出したことはなかった。
長曾我部様との会話では何度か感情が揺れたことはあったが、すぐに理性で抑え込んでしまっていた。
「それほどまでに和海は特別なのですね」
「当然であろう。和海がおらねば、だれがザビ―ランドへの来客者の送迎を行う。
新商品開発もあ奴の仕事よ」
優しい声色を和海に対しては使う。
関係性では私の方が毛利様と長い付き合いで、親しいと思っていた。
それが勘違いであったのだとハッキリ突き付けられたような気がする。
「長曾我部様はどうしていますか?」
「……和海と話をしておる。別れを告げるためにな」
私が気を失っている間に、私と長曾我部様の扱いは決まっていた。
天下統一が済むまで、私は和海への接触は禁じられ、そして見張り役として長曾我部様が私につくことになった。
できれば二度と和海は会いたくないと思っているそうで、できれば国を出てほしいとの事だ。
一方的とはいえ契約が結ばれた私は戦うすべを失い、ただの小娘に成り下がっていた。
恐らく、和海は私を生かすために国を出ろと言っているのだろう。
織田軍と関りのある私は命を狙われる可能性があるから、それから守るために長曾我部様をつけるという決断をした。
「和海より貴様に託だ
『繰り返す人生で終わり、精々残りの人生を幸せに』
確かに我は伝えた」
「……彼女には、会えないんですよね」
「和海は貴様を殺したくはないそうだ。その願いのためにも会うべきではなかろう」
結局、彼女がどういうつもりで私を生かしたのか、本心を聞くことはできないまま、その後二度と会うことは無かった。
俺は鳳凰寺を守る、そのつもりだった。
しかし、結局は和海が暴走した鳳凰寺を止め、死にかけた俺は傷を治してもらうことになってしまった。
目覚めると、俺が贈った服を着た和海がいた。戦で破けたのか、ボロボロで繕うより新しい服を用意した方がよさそうだ。
気まずさで視線をそらした俺に対して、和海は笑った。
「ひでぇ顔」
俺の顔を見ながら和海は以前と変わらない笑顔を見せたのだ。
気まずさなんてまるでない。以前のような対応に拍子抜けしていた。
「まぁ、とりあえず元気そうだな。
長曾我部元親、お前に命令だ。俺は今、鳳凰寺と一緒にいると殺したくなる呪いにかかっている。
だから、あいつを連れて俺から逃げてくれ。無駄な殺しはしたくないんだ」
変わらぬ笑顔で怖いことを言う。
「お前も俺と顔合わせるの、気まずそうだったしいい話だろう?
お前と殺し合いにもなりたくないから、絶対に俺の前に鳳凰寺を連れて姿を見せるなよ。
それが最後の命令だ」
「最後?」
「ああ、俺はもう二度と鳳凰寺ともお前とも会わない」
ハッキリと決別の言葉を告げられた。
「天下統一にお前は邪魔だ。それに、世界に向けて大海原へ向かう途中だったんだろう?
俺が邪魔して悪かった。思う存分旅に出てくれ」
和海の言葉に嘘はなく、本気で俺を送り出そうとしている。
「まぁふらりと世界を見てきて、俺が天下を取ったころにでもまた帰って来いよ。その頃には呪いもないだろうさ」
「和海…」
「じゃあな」
和海は言いたいことだけ告げ、俺の前から姿を消した。
その後、毛利に頼んでも和海と話をすることは叶わなかった。
鳳凰寺の手を取ったとき、別れとなると決めていたはずなのに……いざ別れを告げられると、辛いと感じてしまうのは何故だろうか。
俺はただの少女となった鳳凰寺とともにいったん日ノ本を離れることにした。
和海の天下統一
それが済んだ頃、もう一度彼女と話す機会もあるだろうと思った。
しかし、それは叶うことは無かった―――。
瞼を開けると、ひやりと首筋に冷たい感触。
「貴様が死ぬと和海が悲しむ故、ここで首をはねるのは止めてやろう」
毛利様の声は若干の苛立ちを含んでいる。
私と接していた時は、感情なんて表に出したことはなかった。
長曾我部様との会話では何度か感情が揺れたことはあったが、すぐに理性で抑え込んでしまっていた。
「それほどまでに和海は特別なのですね」
「当然であろう。和海がおらねば、だれがザビ―ランドへの来客者の送迎を行う。
新商品開発もあ奴の仕事よ」
優しい声色を和海に対しては使う。
関係性では私の方が毛利様と長い付き合いで、親しいと思っていた。
それが勘違いであったのだとハッキリ突き付けられたような気がする。
「長曾我部様はどうしていますか?」
「……和海と話をしておる。別れを告げるためにな」
私が気を失っている間に、私と長曾我部様の扱いは決まっていた。
天下統一が済むまで、私は和海への接触は禁じられ、そして見張り役として長曾我部様が私につくことになった。
できれば二度と和海は会いたくないと思っているそうで、できれば国を出てほしいとの事だ。
一方的とはいえ契約が結ばれた私は戦うすべを失い、ただの小娘に成り下がっていた。
恐らく、和海は私を生かすために国を出ろと言っているのだろう。
織田軍と関りのある私は命を狙われる可能性があるから、それから守るために長曾我部様をつけるという決断をした。
「和海より貴様に託だ
『繰り返す人生で終わり、精々残りの人生を幸せに』
確かに我は伝えた」
「……彼女には、会えないんですよね」
「和海は貴様を殺したくはないそうだ。その願いのためにも会うべきではなかろう」
結局、彼女がどういうつもりで私を生かしたのか、本心を聞くことはできないまま、その後二度と会うことは無かった。
俺は鳳凰寺を守る、そのつもりだった。
しかし、結局は和海が暴走した鳳凰寺を止め、死にかけた俺は傷を治してもらうことになってしまった。
目覚めると、俺が贈った服を着た和海がいた。戦で破けたのか、ボロボロで繕うより新しい服を用意した方がよさそうだ。
気まずさで視線をそらした俺に対して、和海は笑った。
「ひでぇ顔」
俺の顔を見ながら和海は以前と変わらない笑顔を見せたのだ。
気まずさなんてまるでない。以前のような対応に拍子抜けしていた。
「まぁ、とりあえず元気そうだな。
長曾我部元親、お前に命令だ。俺は今、鳳凰寺と一緒にいると殺したくなる呪いにかかっている。
だから、あいつを連れて俺から逃げてくれ。無駄な殺しはしたくないんだ」
変わらぬ笑顔で怖いことを言う。
「お前も俺と顔合わせるの、気まずそうだったしいい話だろう?
お前と殺し合いにもなりたくないから、絶対に俺の前に鳳凰寺を連れて姿を見せるなよ。
それが最後の命令だ」
「最後?」
「ああ、俺はもう二度と鳳凰寺ともお前とも会わない」
ハッキリと決別の言葉を告げられた。
「天下統一にお前は邪魔だ。それに、世界に向けて大海原へ向かう途中だったんだろう?
俺が邪魔して悪かった。思う存分旅に出てくれ」
和海の言葉に嘘はなく、本気で俺を送り出そうとしている。
「まぁふらりと世界を見てきて、俺が天下を取ったころにでもまた帰って来いよ。その頃には呪いもないだろうさ」
「和海…」
「じゃあな」
和海は言いたいことだけ告げ、俺の前から姿を消した。
その後、毛利に頼んでも和海と話をすることは叶わなかった。
鳳凰寺の手を取ったとき、別れとなると決めていたはずなのに……いざ別れを告げられると、辛いと感じてしまうのは何故だろうか。
俺はただの少女となった鳳凰寺とともにいったん日ノ本を離れることにした。
和海の天下統一
それが済んだ頃、もう一度彼女と話す機会もあるだろうと思った。
しかし、それは叶うことは無かった―――。
