天下統一計画(仮)
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「明智よ、我と取引をせぬか?」
「おやおやなんでしょう。面白い話であれば、聞くだけ聞いても構いませんよ?」
浅井は明智と共に高松城を手にすべく毛利に挑んでいた。
浅井としては和海の配下に当たる毛利との戦闘は出来れば避けたかったところだが、妻であるお市を人質同然の扱いをされている以上、義兄である織田信長の命に逆らう訳にはいかなかった。
流石に実の妹へ酷い事をするはずがないと分かっていても、逆らう事は出来ない。
和海と織田信長、関係性を考えれば義兄を優先すべきだからだ。
しかし、いざ対峙してみると毛利の眼中に私は無かった。
用事があるのは明智だけだと言わんばかりに私の存在を無視して話を進めていく。
いや、無視をしているのとは少し違う。雑兵たちは私へ集中し、明智と距離が離されていく。話の邪魔をさせないという事だろうか。
二人が何の話をしているのか聞き取れない。
「それで、その取引で私は何を得られるというのでしょう」
「浅井をここに置いてゆくがいい。アレは仮とはいえ、ザビー教の教徒。こちらで預からせてもらおう」
信者であれば一も二も無しに、そもそもこのような戦を起こさせる前に浅井とお市共に九州へ連れ出すこともできたが、仮などという半端な関係性の所為で無用な戦が起きた。
和海には一度しっかりとザビー様のありがたいお言葉を聞かせる必要があるな。
「なるほど、浅井が裏切るのではないかと濃姫様は危惧していましたが、すでに裏切っていたのですね。
しかし、浅井の首を持ってくるように私も言われていますので、彼をここに置いていくわけにはいかないんですよ。
体だけでしたら残していきますよ?」
「死体などいらぬ。浅井の首をあきらめるというのなら、今すぐ貴様を織田と戦わせてやろう」
「ふふふ、おかしなことを言いますね。織田軍である私が、信長公の首を狙っているかのような口ぶりではありませんか?」
「興味がないというのならよい。貴様をここで殺せばいいだけの事。
しかし、話に乗るというのなら、この扉の先に行くがよい。そこに織田はいる」
輪刀を回し天へ掲げると、光が集まり扉が出現する。
ゆっくりと開く扉の向こう側には織田の居る安土城。
「今は城には織田しかおらぬ。邪魔の入らぬよい機会だと思うが、どうする?」
「つまり、何かしらの方法でお市様もあの城にはいないという事ですね。ふふふ…邪魔は入らないなんて、好都合すぎて笑ってしまいますね。
いいでしょう。あなたと取引いたしましょう。私はこの扉を使わせてもらいます、代わりに浅井を置いていきましょう」
此方の提案を飲み、明智は扉へ進んでいく。
「信長公の後は、再びあなたの元に参りますよ。お礼をしに…ね?」
「例など不要ぞ。もしも礼というならば、貴様らが相打ちになる事」
危険分子である明智も、ザビー教を脅かす織田もここで共倒れになればザビー教による天下統一は目前というもの。
「おお怖い怖い、それではまた……」
明智が通り抜けると扉は静かにしまった。
「へーい、毛利。お待たせ…って、なんか今扉が無かったか?」
入れ違いに和海がお市と共に我の前に現れた。
「ザビー教の伝説の信者はどこへでも行ける扉を作ることくらい造作もない事よ」
「すっげー!いや、すごすぎるわ。流石毛利…」
ふふん、我の凄さをやっと理解したか和海よ。
いささかザビー教を甘く見ているような態度を時々感じていたが、これでよりザビー教のすばらしさを実感したであろう。
「……いや、でもさ。それ出来るなら毛利がお市さん連れてきたらよかったんじゃないの?」
「貴様はバカか、いやバカであったな。我がこの地を離れている間に、浅井と明智に蹂躙されたら意味が無かろう」
「それもそうか。しかしなんでお市さんを連れてくる必要が?浅井を脅すため?」
「なぜ我が織田と同じ手を取らねばならぬ。貴様が浅井とお市をザビー教へ勧誘したのであろう。
これを機にしっかりとザビー教の信者として捕らえておけという事よ」
「はーい、という訳でお市さんはこれから浅井さんと一緒にザビー教の信者として俺の領地…?で過ごしてもらいます。
あれ、俺の領地でいいの?」
「ザビー教の地よ」
「……ザビー教の地だそうです、はい。ともかく衣食住、心配は要らないから!」
「本当?……長政様も一緒?」
「うん、とりあえず浅井さん連れてくるね」
すっと姿を消した和海はすぐに浅井を抱えて戻ってくる。
「……市、なのか?」
「うん、市だよ。ちゃんとここに居るよ」
「ヨカッタネ、という事で今度はちゃんとザビー教信者になってください、お願いします。俺の首が掛かってるんで!」
浅井とお市の会話は和海の空気の読めない発言をして邪魔をしていた。
「貴様の首は知らないが、もし我らがザビー教に付けば領民はどうなる」
「ザビー教に乗っ取られたって周りには周知するけど、実際領地経営とかその辺は浅井さんのままですよ。
毛利はザビー教と四国の事で忙しいんで、自国の事は自国でお願いしてますね。
でも、侵略してくる奴らが居たら俺対応するんで、安心して暮らしてよ」
こうして浅井軍は毛利に討たれたと他国へは伝えられた。
しかし、実際は洗礼名を与えられザビー教の幹部として暮らすこととなった。
「おやおやなんでしょう。面白い話であれば、聞くだけ聞いても構いませんよ?」
浅井は明智と共に高松城を手にすべく毛利に挑んでいた。
浅井としては和海の配下に当たる毛利との戦闘は出来れば避けたかったところだが、妻であるお市を人質同然の扱いをされている以上、義兄である織田信長の命に逆らう訳にはいかなかった。
流石に実の妹へ酷い事をするはずがないと分かっていても、逆らう事は出来ない。
和海と織田信長、関係性を考えれば義兄を優先すべきだからだ。
しかし、いざ対峙してみると毛利の眼中に私は無かった。
用事があるのは明智だけだと言わんばかりに私の存在を無視して話を進めていく。
いや、無視をしているのとは少し違う。雑兵たちは私へ集中し、明智と距離が離されていく。話の邪魔をさせないという事だろうか。
二人が何の話をしているのか聞き取れない。
「それで、その取引で私は何を得られるというのでしょう」
「浅井をここに置いてゆくがいい。アレは仮とはいえ、ザビー教の教徒。こちらで預からせてもらおう」
信者であれば一も二も無しに、そもそもこのような戦を起こさせる前に浅井とお市共に九州へ連れ出すこともできたが、仮などという半端な関係性の所為で無用な戦が起きた。
和海には一度しっかりとザビー様のありがたいお言葉を聞かせる必要があるな。
「なるほど、浅井が裏切るのではないかと濃姫様は危惧していましたが、すでに裏切っていたのですね。
しかし、浅井の首を持ってくるように私も言われていますので、彼をここに置いていくわけにはいかないんですよ。
体だけでしたら残していきますよ?」
「死体などいらぬ。浅井の首をあきらめるというのなら、今すぐ貴様を織田と戦わせてやろう」
「ふふふ、おかしなことを言いますね。織田軍である私が、信長公の首を狙っているかのような口ぶりではありませんか?」
「興味がないというのならよい。貴様をここで殺せばいいだけの事。
しかし、話に乗るというのなら、この扉の先に行くがよい。そこに織田はいる」
輪刀を回し天へ掲げると、光が集まり扉が出現する。
ゆっくりと開く扉の向こう側には織田の居る安土城。
「今は城には織田しかおらぬ。邪魔の入らぬよい機会だと思うが、どうする?」
「つまり、何かしらの方法でお市様もあの城にはいないという事ですね。ふふふ…邪魔は入らないなんて、好都合すぎて笑ってしまいますね。
いいでしょう。あなたと取引いたしましょう。私はこの扉を使わせてもらいます、代わりに浅井を置いていきましょう」
此方の提案を飲み、明智は扉へ進んでいく。
「信長公の後は、再びあなたの元に参りますよ。お礼をしに…ね?」
「例など不要ぞ。もしも礼というならば、貴様らが相打ちになる事」
危険分子である明智も、ザビー教を脅かす織田もここで共倒れになればザビー教による天下統一は目前というもの。
「おお怖い怖い、それではまた……」
明智が通り抜けると扉は静かにしまった。
「へーい、毛利。お待たせ…って、なんか今扉が無かったか?」
入れ違いに和海がお市と共に我の前に現れた。
「ザビー教の伝説の信者はどこへでも行ける扉を作ることくらい造作もない事よ」
「すっげー!いや、すごすぎるわ。流石毛利…」
ふふん、我の凄さをやっと理解したか和海よ。
いささかザビー教を甘く見ているような態度を時々感じていたが、これでよりザビー教のすばらしさを実感したであろう。
「……いや、でもさ。それ出来るなら毛利がお市さん連れてきたらよかったんじゃないの?」
「貴様はバカか、いやバカであったな。我がこの地を離れている間に、浅井と明智に蹂躙されたら意味が無かろう」
「それもそうか。しかしなんでお市さんを連れてくる必要が?浅井を脅すため?」
「なぜ我が織田と同じ手を取らねばならぬ。貴様が浅井とお市をザビー教へ勧誘したのであろう。
これを機にしっかりとザビー教の信者として捕らえておけという事よ」
「はーい、という訳でお市さんはこれから浅井さんと一緒にザビー教の信者として俺の領地…?で過ごしてもらいます。
あれ、俺の領地でいいの?」
「ザビー教の地よ」
「……ザビー教の地だそうです、はい。ともかく衣食住、心配は要らないから!」
「本当?……長政様も一緒?」
「うん、とりあえず浅井さん連れてくるね」
すっと姿を消した和海はすぐに浅井を抱えて戻ってくる。
「……市、なのか?」
「うん、市だよ。ちゃんとここに居るよ」
「ヨカッタネ、という事で今度はちゃんとザビー教信者になってください、お願いします。俺の首が掛かってるんで!」
浅井とお市の会話は和海の空気の読めない発言をして邪魔をしていた。
「貴様の首は知らないが、もし我らがザビー教に付けば領民はどうなる」
「ザビー教に乗っ取られたって周りには周知するけど、実際領地経営とかその辺は浅井さんのままですよ。
毛利はザビー教と四国の事で忙しいんで、自国の事は自国でお願いしてますね。
でも、侵略してくる奴らが居たら俺対応するんで、安心して暮らしてよ」
こうして浅井軍は毛利に討たれたと他国へは伝えられた。
しかし、実際は洗礼名を与えられザビー教の幹部として暮らすこととなった。
