短編
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中学時代、初めて恋をして失恋した。
付き合った期間は1週間程度、相手はとりあえず付き合ってくれたけどなんか違うって言われてしまった。
「おい!」
近くの幼稚園に通う子供だろう。
結構いい所の幼稚園だから園服が可愛いんだよね。
帽子を深くかぶった男の子はうつむいたまま、一本の黄色いガーベラを差し出してきた。
「…私に、くれるの?」
頷いて私に受け取れと押し付けてきた。
「ありがとう……」
「俺は絶対に泣かせないから!あと10年待ってろ!約束だからな!」
あと10年…か。おませな男の子の告白に涙はいつの間にか引っ込んでいた。
それから10年
ドライフラワーになってもまだ飾り続けているあの時のガーベラは、私を支えてくれていた。この花を見ると、悲しい事も乗り越えられた。
大学進学のためにしばらく地元を離れていたけれど、就職を機に戻ってきた。
思い出をめぐる様に町を歩いていた時、あの時の公園でガーベラの花束を持つ少年がいた。
私が通っていた中学校の制服を着た少年は私を見て笑っていた。
「10年、待たせたな」
右目に眼帯を充てた少年は花束を私に差し出した。
「あの時の…男の子?」
「ちゃんと俺の事覚えていてくれたんだな」
忘れてはいない、けどまさかあの時の口約束を本当に覚えていたなんて……。
「どうして私なの…」
花束を受け取りながら首をかしげる。
「覚えてなくていい、けどアンタは俺の運命の人なんだ、OK?」
「ふふ…なにその口調。でも、なんで10年?」
「あー……昔は15にもなれば結婚適齢期だったんだよ」
昔っていったい何十年以上前の話をしているんだろう。
「結婚できるようになるまであと3年、俺に惚れてもらうから、覚悟していろよ」
不思議な少年の告白。
彼の押しに負けて、本当に3年後に結婚することになるとはこの時思いもしなかった。
付き合った期間は1週間程度、相手はとりあえず付き合ってくれたけどなんか違うって言われてしまった。
「おい!」
近くの幼稚園に通う子供だろう。
結構いい所の幼稚園だから園服が可愛いんだよね。
帽子を深くかぶった男の子はうつむいたまま、一本の黄色いガーベラを差し出してきた。
「…私に、くれるの?」
頷いて私に受け取れと押し付けてきた。
「ありがとう……」
「俺は絶対に泣かせないから!あと10年待ってろ!約束だからな!」
あと10年…か。おませな男の子の告白に涙はいつの間にか引っ込んでいた。
それから10年
ドライフラワーになってもまだ飾り続けているあの時のガーベラは、私を支えてくれていた。この花を見ると、悲しい事も乗り越えられた。
大学進学のためにしばらく地元を離れていたけれど、就職を機に戻ってきた。
思い出をめぐる様に町を歩いていた時、あの時の公園でガーベラの花束を持つ少年がいた。
私が通っていた中学校の制服を着た少年は私を見て笑っていた。
「10年、待たせたな」
右目に眼帯を充てた少年は花束を私に差し出した。
「あの時の…男の子?」
「ちゃんと俺の事覚えていてくれたんだな」
忘れてはいない、けどまさかあの時の口約束を本当に覚えていたなんて……。
「どうして私なの…」
花束を受け取りながら首をかしげる。
「覚えてなくていい、けどアンタは俺の運命の人なんだ、OK?」
「ふふ…なにその口調。でも、なんで10年?」
「あー……昔は15にもなれば結婚適齢期だったんだよ」
昔っていったい何十年以上前の話をしているんだろう。
「結婚できるようになるまであと3年、俺に惚れてもらうから、覚悟していろよ」
不思議な少年の告白。
彼の押しに負けて、本当に3年後に結婚することになるとはこの時思いもしなかった。
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