天下統一計画(仮)
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そんなに執着する方じゃないとは思うが、鳳凰寺が記憶だとか経験を持って行ってからどこかどうでもいいなと感じる自分が大きくなった気がする。
心配してもらえるのはありがたい事で感謝すべきと理解はしているが、同時に「なんで俺なんかを?」と強く感じる。
鶴姫が俺を心配してくれるのは、彼女が優しい子だからだろう。
毛利の関係者という事もある。
あの子が心配するから彼女に見えるような場所で無理をするつもりはないけど、今更自信を大切に扱う理由がよく分からなくなっていた。
……長曾我部や伊達が俺に対して向けた愛情とも取れる感情は鳳凰寺の影響だ。
あの時は少し自分の事も好きになれた気がした。だって、俺を好きになってくれる人に対して俺自身が嫌いだったらなんか失礼な気がしたからだ。
「下手に考え休むに似たりって言葉を知っているかい?」
俺の見た情報があっていれば今日には徳川が大阪へ来るだろう。
それまでに俺は鶴姫たちを伊予におくり、真田と猿飛、あと兵たちを急いで小田原に送り届け、大阪へ期間途中だった豊臣兵を慌てて大阪まで連れ戻していた。
地味にハードだった。
「あ、竹中」
そんな俺を気遣ってかお茶とおまんじゅうを持ってきてくれた。
礼を言いながらそれを受け取る。
蒸かしたばかりのおまんじゅうは熱くて柔らかくて好きだ。
「君が長考している時は大体的外れか、ろくなことじゃなさそうだね。
今は何を思いつめていたのかな」
「思いつめるって程じゃないけど、前に俺が死にたがってた話しただろう?
あれに近い感情が戻ってきててさ。一応、今は南の総大将でザビー教でパシリって洗礼名貰ってそっちでも働いているし、少なからず豊臣軍にも手伝いが出来ているとは思っているんだけど……。
手伝えているか若干不安だな、面倒を起こしているだけな気もする」
「はい、脱線しないで話を進めて?」
パンパンと手を叩いて竹中は、俺の意識が迷走するのを呼び止める。
「ごめん。まぁ単純な話俺の必要性かな。今はかろうじてあるから、それを遂行するまでは壊れるわけにいかないからそれなりに自分を大切にしないとまずいけど、でも別の誰かがそれを代わってくれるなら俺はいらないよな」
「君の代わりなんていないよ。君の中で、どうやらとても評価が低いようだけど、君ほど動き回れるものはいないし、能力だって替えは効かない。
それに……そうだね、はっきり言った方が君にはいいだろう。
僕はね、君の事をとても大切に思っているよ。共に戦う仲間として、そして和海という一人の人として」
「仲間としてはまぁ…分からなくはないけど俺を一人の人として?なんで…?」
竹中は呆れた顔をして笑った。
「そこで聞き返すかい?まぁ、君はそういう人だね」
お茶を飲みながら竹中は言葉を選んでいる、俺に分かりやすく伝えるために言葉を選んでくれているんだろう。
訳の分らない存在である俺に対し、丁寧に接してくれる態度が好きだ。
最初と今とほとんど関係性は変わっていない。多分変わってない…よな?
「確かに僕も、少なからず君との過去に影響を受けてはいたよ。
だけど、それは不誠実だと思ってね。和海は噂話を鵜呑みにするかい?」
「いやぁ、多少噂を元に色眼鏡で見る事はあるかもしれないけど、鵜呑みはしないな」
「それと一緒だよ。目の前にいる和海は過去の君とは別人だ。きちんと和海と接するべきだろう。
そうやって接したとき、和海の事は大切な存在だと思えたんだ。
君が普段僕に対する気遣いは過去の関係からくるものじゃない。君の意思によるものだ。
それに対しての感情だよ」
あー、なんかこっぱずかしい。丁寧に説明されるの恥ずかしいけど、ここまで言われないと分からない俺も俺だよな。
「わかった、ありがとう竹中。とりあえず他人からの好意を社交辞令だろうって聞き流すのは止めるわ」
「全部真に受ける必要はないけど、そうだね。好意を全て無碍にすることは無いよ。
和海なりのいい塩梅を見つけられるといいね。豊臣軍はみんな君に対して好意的だよ。
それだけは覚えていてほしい」
好意的……?石田はどうなのかと一瞬疑問が浮かんだが、竹中がそういうんだからとりあえず豊臣軍として接する上で俺を殺す気は無くなったという意味では好意的だな。マイナスがゼロくらいにはなってるから、うん。
「そういえば、のんびりお茶してるけど、徳川はどうなったんだ?」
「まだ彼が来たという報告は…無、い…」
竹中が襖の方を見て固まった。廊下側だから、報告に誰か来たのだろうか。俺もそちらへ視線を向けて、竹中と同じように固まった。
「二人の絆、見させてもらった!」
いや、目の錯覚か?でも滅茶苦茶存在感あるよな、それに声も聞こえてしまったし、幻覚って言いきれないよな。
「イィエヤァスゥウウウ!!!」
あ、徳川センサーが反応したからこれは幻覚じゃないね。
すごい勢いで石田が飛びかかってきたがあっさりと受け止めて見せる徳川。
「おお三成、久しぶりだな!速さに磨きがかかっているようだ!」
「貴様ぁ、誰の許可を得てこの場に居る!」
「うむ、誰の許可も得ていないな!なにせ今日は戦の申し込みをするために来たんだが
既に某が来ることが伝わっていたようでな。どこもかしこも守りが完璧で、どうしようかと思っていたところ
丁度半兵衛殿がこの部屋に入っていくところを見かけて、付いてきてみたのだ!」
さわやかな笑顔だけどやってることは不法侵入だし、のぞきだよね。
「あー、だから兵より先に徳川殿が先に来たんですか」
「ああ。その口ぶり、気づいたのは和海殿か。どこかから視線は感じてはいたんだが、姿が見えなかったが和海殿なら納得だ」
……えええっ、視線感じちゃったんですか。怖い。もしかして他の武将達も俺の視線気づいた?
それなら早く挙兵するかもしれない。失敗したかも。
「とりあえず、今日は挨拶だけだ。後日徳川軍はこの豊臣軍へ正面から挑ませてもらおう!」
「今この場で貴様の首を落としてやろう!半兵衛様、どうか私にこのものを残滅する許可を!」
会話のドッチボールだぁ……。でも、残滅は困るけど、戦もしたくはないんだよな。
この間やーっと吹き飛ばされた門が治ったのに、また壊されたら困る。
「もうさ、兵を動かすのだって大変だし金もかかるからさ大将戦だけやろうよ。
無駄に兵士を消耗する必要無いだろ」
俺の提案に石田がスッゴイ嬉しそうに頷いている。いや、お前に徳川を殲滅していいって言っているわけじゃないからな??
そう思っていると外ですごい騒音が聞こえる。ワイワイしている石田と徳川を置いて外を眺めると、本田と豊臣が戦ってたよ。わー、もう戦始まっちゃってるじゃーん。
「おや、和海。君のスマホが鳴っているよ」
手渡されたスマホを確認すると毛利からだった。あちらも戦が始まった頃だろうか。
「はいはい、和海です」
『今すぐ安土城へ行きお市を連れて、高松城へ来るがいい。
失敗すれば浅井、お市の入信は泡へと消えるであろう』
……電話切られました。外では本田と豊臣、こちらでは石田と徳川。
「……竹中、こんな状況で言いにくいんだが……その、安土城行ってくる。
そんで高松いくから、帰ってくるの少し時間かかるかも」
盛大なため息をつかれたが、竹中は笑っていた。
「君を必要とする人は多いようだね。行っておいで、それまでにこちらは話をまとめておくよ」
なんてできた人なんだ、このカオスな状況を引き受けてくれるなんて!俺は嬉しくて竹中を抱きしめた。
「ありがとう!それじゃあ行ってくる!」
気休め程度だが、ぎゅっと竹中を抱きしめた際に治癒能力を使っておいた。
胃痛くらいは治っていると思う。
心配してもらえるのはありがたい事で感謝すべきと理解はしているが、同時に「なんで俺なんかを?」と強く感じる。
鶴姫が俺を心配してくれるのは、彼女が優しい子だからだろう。
毛利の関係者という事もある。
あの子が心配するから彼女に見えるような場所で無理をするつもりはないけど、今更自信を大切に扱う理由がよく分からなくなっていた。
……長曾我部や伊達が俺に対して向けた愛情とも取れる感情は鳳凰寺の影響だ。
あの時は少し自分の事も好きになれた気がした。だって、俺を好きになってくれる人に対して俺自身が嫌いだったらなんか失礼な気がしたからだ。
「下手に考え休むに似たりって言葉を知っているかい?」
俺の見た情報があっていれば今日には徳川が大阪へ来るだろう。
それまでに俺は鶴姫たちを伊予におくり、真田と猿飛、あと兵たちを急いで小田原に送り届け、大阪へ期間途中だった豊臣兵を慌てて大阪まで連れ戻していた。
地味にハードだった。
「あ、竹中」
そんな俺を気遣ってかお茶とおまんじゅうを持ってきてくれた。
礼を言いながらそれを受け取る。
蒸かしたばかりのおまんじゅうは熱くて柔らかくて好きだ。
「君が長考している時は大体的外れか、ろくなことじゃなさそうだね。
今は何を思いつめていたのかな」
「思いつめるって程じゃないけど、前に俺が死にたがってた話しただろう?
あれに近い感情が戻ってきててさ。一応、今は南の総大将でザビー教でパシリって洗礼名貰ってそっちでも働いているし、少なからず豊臣軍にも手伝いが出来ているとは思っているんだけど……。
手伝えているか若干不安だな、面倒を起こしているだけな気もする」
「はい、脱線しないで話を進めて?」
パンパンと手を叩いて竹中は、俺の意識が迷走するのを呼び止める。
「ごめん。まぁ単純な話俺の必要性かな。今はかろうじてあるから、それを遂行するまでは壊れるわけにいかないからそれなりに自分を大切にしないとまずいけど、でも別の誰かがそれを代わってくれるなら俺はいらないよな」
「君の代わりなんていないよ。君の中で、どうやらとても評価が低いようだけど、君ほど動き回れるものはいないし、能力だって替えは効かない。
それに……そうだね、はっきり言った方が君にはいいだろう。
僕はね、君の事をとても大切に思っているよ。共に戦う仲間として、そして和海という一人の人として」
「仲間としてはまぁ…分からなくはないけど俺を一人の人として?なんで…?」
竹中は呆れた顔をして笑った。
「そこで聞き返すかい?まぁ、君はそういう人だね」
お茶を飲みながら竹中は言葉を選んでいる、俺に分かりやすく伝えるために言葉を選んでくれているんだろう。
訳の分らない存在である俺に対し、丁寧に接してくれる態度が好きだ。
最初と今とほとんど関係性は変わっていない。多分変わってない…よな?
「確かに僕も、少なからず君との過去に影響を受けてはいたよ。
だけど、それは不誠実だと思ってね。和海は噂話を鵜呑みにするかい?」
「いやぁ、多少噂を元に色眼鏡で見る事はあるかもしれないけど、鵜呑みはしないな」
「それと一緒だよ。目の前にいる和海は過去の君とは別人だ。きちんと和海と接するべきだろう。
そうやって接したとき、和海の事は大切な存在だと思えたんだ。
君が普段僕に対する気遣いは過去の関係からくるものじゃない。君の意思によるものだ。
それに対しての感情だよ」
あー、なんかこっぱずかしい。丁寧に説明されるの恥ずかしいけど、ここまで言われないと分からない俺も俺だよな。
「わかった、ありがとう竹中。とりあえず他人からの好意を社交辞令だろうって聞き流すのは止めるわ」
「全部真に受ける必要はないけど、そうだね。好意を全て無碍にすることは無いよ。
和海なりのいい塩梅を見つけられるといいね。豊臣軍はみんな君に対して好意的だよ。
それだけは覚えていてほしい」
好意的……?石田はどうなのかと一瞬疑問が浮かんだが、竹中がそういうんだからとりあえず豊臣軍として接する上で俺を殺す気は無くなったという意味では好意的だな。マイナスがゼロくらいにはなってるから、うん。
「そういえば、のんびりお茶してるけど、徳川はどうなったんだ?」
「まだ彼が来たという報告は…無、い…」
竹中が襖の方を見て固まった。廊下側だから、報告に誰か来たのだろうか。俺もそちらへ視線を向けて、竹中と同じように固まった。
「二人の絆、見させてもらった!」
いや、目の錯覚か?でも滅茶苦茶存在感あるよな、それに声も聞こえてしまったし、幻覚って言いきれないよな。
「イィエヤァスゥウウウ!!!」
あ、徳川センサーが反応したからこれは幻覚じゃないね。
すごい勢いで石田が飛びかかってきたがあっさりと受け止めて見せる徳川。
「おお三成、久しぶりだな!速さに磨きがかかっているようだ!」
「貴様ぁ、誰の許可を得てこの場に居る!」
「うむ、誰の許可も得ていないな!なにせ今日は戦の申し込みをするために来たんだが
既に某が来ることが伝わっていたようでな。どこもかしこも守りが完璧で、どうしようかと思っていたところ
丁度半兵衛殿がこの部屋に入っていくところを見かけて、付いてきてみたのだ!」
さわやかな笑顔だけどやってることは不法侵入だし、のぞきだよね。
「あー、だから兵より先に徳川殿が先に来たんですか」
「ああ。その口ぶり、気づいたのは和海殿か。どこかから視線は感じてはいたんだが、姿が見えなかったが和海殿なら納得だ」
……えええっ、視線感じちゃったんですか。怖い。もしかして他の武将達も俺の視線気づいた?
それなら早く挙兵するかもしれない。失敗したかも。
「とりあえず、今日は挨拶だけだ。後日徳川軍はこの豊臣軍へ正面から挑ませてもらおう!」
「今この場で貴様の首を落としてやろう!半兵衛様、どうか私にこのものを残滅する許可を!」
会話のドッチボールだぁ……。でも、残滅は困るけど、戦もしたくはないんだよな。
この間やーっと吹き飛ばされた門が治ったのに、また壊されたら困る。
「もうさ、兵を動かすのだって大変だし金もかかるからさ大将戦だけやろうよ。
無駄に兵士を消耗する必要無いだろ」
俺の提案に石田がスッゴイ嬉しそうに頷いている。いや、お前に徳川を殲滅していいって言っているわけじゃないからな??
そう思っていると外ですごい騒音が聞こえる。ワイワイしている石田と徳川を置いて外を眺めると、本田と豊臣が戦ってたよ。わー、もう戦始まっちゃってるじゃーん。
「おや、和海。君のスマホが鳴っているよ」
手渡されたスマホを確認すると毛利からだった。あちらも戦が始まった頃だろうか。
「はいはい、和海です」
『今すぐ安土城へ行きお市を連れて、高松城へ来るがいい。
失敗すれば浅井、お市の入信は泡へと消えるであろう』
……電話切られました。外では本田と豊臣、こちらでは石田と徳川。
「……竹中、こんな状況で言いにくいんだが……その、安土城行ってくる。
そんで高松いくから、帰ってくるの少し時間かかるかも」
盛大なため息をつかれたが、竹中は笑っていた。
「君を必要とする人は多いようだね。行っておいで、それまでにこちらは話をまとめておくよ」
なんてできた人なんだ、このカオスな状況を引き受けてくれるなんて!俺は嬉しくて竹中を抱きしめた。
「ありがとう!それじゃあ行ってくる!」
気休め程度だが、ぎゅっと竹中を抱きしめた際に治癒能力を使っておいた。
胃痛くらいは治っていると思う。
