天下統一計画(仮)
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「むにゃ……ん?」
知らない天井。おかしいな、武田軍との戦いの後から記憶がないぞ。
「やっと起きたか」
声の方へ視線を向けると、そこには甲冑を外し、ラフな着物姿の石田が居た。いつものような敵意がない。くそ、こうやってみるとイケメンなんだなこいつも。
「俺は寝てたのか?ここはどこだ、大阪城じゃなさそうだし」
「ここは武田の領地よ。戦の後、ぬしが倒れてしまったからな。我と三成は残り、ほかの兵は大阪へと帰ったわ」
「そうだったんですか……。ところでなんで刑部さんは戦の後の方が厳重な恰好になっているんですかね?」
多分第二衣装なんだろうけど、戦に出る時にこっちの格好してた方がよかった気がする。
「なに、ぬしは普段と違う格好をしている武将を眺めるのが好きと三成から聞いたのでな。我も着替えてみたのだ」
「あ、なるほど!ありがとうございます、でも出来たらその恰好で次は戦に出てください。あの普段の格好だと、怖い!大けがしそうで怖いんですよ!
戦の時に軽装なの本当に心臓に悪いのでお願いします!」
だって、普段包帯だよ?ちょっと刃が当たればねぇ……想像するだけで痛い。
自分の怪我はいいんだけど、誰かの怪我を想像すると、ひどく痛みを感じる。
「そうだぞ刑部。しっかりと身を守る恰好をしろ」
あ、石田と意見が合ったよ。でもきっとみんなそう思うって。
「なら次の戦はこの装いで行くとしよう。それで、先の質問だが、ぬしが倒れてから三日ほど経過しておる」
「三日も寝てたのか……」
「あれは寝ていたといっていいのか刑部……」
石田が何とも言えない顔をしながら俺を見ている。
「和海ちゃんは寝ながら日常生活送ってたよ」
「あ、佐助さん。なにそれ、夢遊病みたいだな」
なんでも、意識は無いけど三食食事もするし、トイレとかもしっかり行っていたらしい。ただ話しかけても返事などは無く、ほとんどは寝ていたそうだ。
全く俺は何にも覚えていないので、自分のことながら怖いな……。
「しかし戻ってよかったよ。髪の色、真っ白になっちゃってたからね」
「ぬわぁ!そんな酷い事になってたの?やっぱり焼かれたのがよくなかったか」
思いっきり殴って、骨の数本はへし折ったつもりだったんだけど、真田はほぼ無傷だったそうだ。
いや、武田軍のほとんどが大きな怪我はなかったという。うん、石田もちゃんとその辺は考えて雑魚兵と戦ってくれたんだな。
「そういえば石田さんは大丈夫なんですかね。結構武田殿にボコボコにされていたようだけど」
「あの程度、怪我のうちにも入らぬ」
まぁ、着物の隙間からチラ見えする肌は綺麗ですし、包帯を巻いている様子も特にない。
「重症は俺だけか……なんか、悔しい」
武田も元気に真田と殴り合っていたらしいし、猿飛も普通に動いている。
鳳凰寺が記憶を回収したって事で、あっちの方に能力とか諸々持っていかれたんだろうか。
「まぁまぁ、それよりも寝ている間に恐ろしいくらいソレ鳴ってたけど、大丈夫?」
猿飛が指さしたのは俺のスマホ。
着信がずらーり……。竹中と毛利から鬼のように電話がかかって来ていた。
メッセージも……お叱りのメッセージがいっぱいだ。
俺はスマホを投げて再び布団に潜り込んだ。
「怖いよー、帰るのやだなぁー」
「何を寝ぼけた事を言っている。さっさと身支度を済ませろ。半兵衛様にこの度の戦の報告をしなければない!」
「とりあえず先に二人は帰ってくれよー。待っててもらってなんだけど、俺は心の準備が出来なきゃ帰れないよ。これ絶対お説教長引くって!」
「しかし、今から我ら二人だけが帰っても先遣隊には追い付けぬよ」
「あ、大丈夫。大阪城へお二人を送るから。はいどーん!」
なんか寝ている間に目覚めた能力。人物と場所を指定すればそこへ移動させられる。俺が一緒じゃなくてもいいようだ。
「ずいぶんと便利だね」
「ははは、どうにか毛利の依頼をこなそうと頭を悩ませていたらこんなことできるようになったんだよ。
適当な拠点とザビーランドを繋いで誰でも移動できるようにするってのが最終目標だけど、敵に攻められるって可能性もあって怖いんだよな」
じゃないとその都度俺が、お客を移動させなければいけない。しんどい!
「とりあえず、武田軍は今は豊臣の味方って事でいいんだよね。そしたら俺も武田軍とは友好関係って事だろ」
「そうじゃないかな。まぁ、うちが和海と敵対する理由は今の所は無いよ。
おっと、そういえば和海にお客さんだよ」
「俺に客?」
「巫女だってさ」
あー……はい。多分鶴姫さんですね。
巫女の力でなんかこう、俺の居そうな未来がわかるんだっけ?
「んじゃ、会いますか。ところでこの格好だと俺滅茶苦茶武田軍の一人っぽくない?」
何故か赤のジャージで、胸元には武田の家紋。
「適当な服が無くてね。着物じゃはだける可能性があったし、あの二人には性別隠してるんだろう?」
「隠してるっていうか言っていないだけだけど、まぁ知られると面倒だな。ありがとう佐助さん」
「どういたしまして。寝ている間に着ていた服は繕っておいたから、帰る時は着て帰れるよ」
やだ、おかん!
「はぁ……家政婦として佐助さんが欲しいよ」
「やめて、俺様は忍びとしてやっていきたいんだから」
知らない天井。おかしいな、武田軍との戦いの後から記憶がないぞ。
「やっと起きたか」
声の方へ視線を向けると、そこには甲冑を外し、ラフな着物姿の石田が居た。いつものような敵意がない。くそ、こうやってみるとイケメンなんだなこいつも。
「俺は寝てたのか?ここはどこだ、大阪城じゃなさそうだし」
「ここは武田の領地よ。戦の後、ぬしが倒れてしまったからな。我と三成は残り、ほかの兵は大阪へと帰ったわ」
「そうだったんですか……。ところでなんで刑部さんは戦の後の方が厳重な恰好になっているんですかね?」
多分第二衣装なんだろうけど、戦に出る時にこっちの格好してた方がよかった気がする。
「なに、ぬしは普段と違う格好をしている武将を眺めるのが好きと三成から聞いたのでな。我も着替えてみたのだ」
「あ、なるほど!ありがとうございます、でも出来たらその恰好で次は戦に出てください。あの普段の格好だと、怖い!大けがしそうで怖いんですよ!
戦の時に軽装なの本当に心臓に悪いのでお願いします!」
だって、普段包帯だよ?ちょっと刃が当たればねぇ……想像するだけで痛い。
自分の怪我はいいんだけど、誰かの怪我を想像すると、ひどく痛みを感じる。
「そうだぞ刑部。しっかりと身を守る恰好をしろ」
あ、石田と意見が合ったよ。でもきっとみんなそう思うって。
「なら次の戦はこの装いで行くとしよう。それで、先の質問だが、ぬしが倒れてから三日ほど経過しておる」
「三日も寝てたのか……」
「あれは寝ていたといっていいのか刑部……」
石田が何とも言えない顔をしながら俺を見ている。
「和海ちゃんは寝ながら日常生活送ってたよ」
「あ、佐助さん。なにそれ、夢遊病みたいだな」
なんでも、意識は無いけど三食食事もするし、トイレとかもしっかり行っていたらしい。ただ話しかけても返事などは無く、ほとんどは寝ていたそうだ。
全く俺は何にも覚えていないので、自分のことながら怖いな……。
「しかし戻ってよかったよ。髪の色、真っ白になっちゃってたからね」
「ぬわぁ!そんな酷い事になってたの?やっぱり焼かれたのがよくなかったか」
思いっきり殴って、骨の数本はへし折ったつもりだったんだけど、真田はほぼ無傷だったそうだ。
いや、武田軍のほとんどが大きな怪我はなかったという。うん、石田もちゃんとその辺は考えて雑魚兵と戦ってくれたんだな。
「そういえば石田さんは大丈夫なんですかね。結構武田殿にボコボコにされていたようだけど」
「あの程度、怪我のうちにも入らぬ」
まぁ、着物の隙間からチラ見えする肌は綺麗ですし、包帯を巻いている様子も特にない。
「重症は俺だけか……なんか、悔しい」
武田も元気に真田と殴り合っていたらしいし、猿飛も普通に動いている。
鳳凰寺が記憶を回収したって事で、あっちの方に能力とか諸々持っていかれたんだろうか。
「まぁまぁ、それよりも寝ている間に恐ろしいくらいソレ鳴ってたけど、大丈夫?」
猿飛が指さしたのは俺のスマホ。
着信がずらーり……。竹中と毛利から鬼のように電話がかかって来ていた。
メッセージも……お叱りのメッセージがいっぱいだ。
俺はスマホを投げて再び布団に潜り込んだ。
「怖いよー、帰るのやだなぁー」
「何を寝ぼけた事を言っている。さっさと身支度を済ませろ。半兵衛様にこの度の戦の報告をしなければない!」
「とりあえず先に二人は帰ってくれよー。待っててもらってなんだけど、俺は心の準備が出来なきゃ帰れないよ。これ絶対お説教長引くって!」
「しかし、今から我ら二人だけが帰っても先遣隊には追い付けぬよ」
「あ、大丈夫。大阪城へお二人を送るから。はいどーん!」
なんか寝ている間に目覚めた能力。人物と場所を指定すればそこへ移動させられる。俺が一緒じゃなくてもいいようだ。
「ずいぶんと便利だね」
「ははは、どうにか毛利の依頼をこなそうと頭を悩ませていたらこんなことできるようになったんだよ。
適当な拠点とザビーランドを繋いで誰でも移動できるようにするってのが最終目標だけど、敵に攻められるって可能性もあって怖いんだよな」
じゃないとその都度俺が、お客を移動させなければいけない。しんどい!
「とりあえず、武田軍は今は豊臣の味方って事でいいんだよね。そしたら俺も武田軍とは友好関係って事だろ」
「そうじゃないかな。まぁ、うちが和海と敵対する理由は今の所は無いよ。
おっと、そういえば和海にお客さんだよ」
「俺に客?」
「巫女だってさ」
あー……はい。多分鶴姫さんですね。
巫女の力でなんかこう、俺の居そうな未来がわかるんだっけ?
「んじゃ、会いますか。ところでこの格好だと俺滅茶苦茶武田軍の一人っぽくない?」
何故か赤のジャージで、胸元には武田の家紋。
「適当な服が無くてね。着物じゃはだける可能性があったし、あの二人には性別隠してるんだろう?」
「隠してるっていうか言っていないだけだけど、まぁ知られると面倒だな。ありがとう佐助さん」
「どういたしまして。寝ている間に着ていた服は繕っておいたから、帰る時は着て帰れるよ」
やだ、おかん!
「はぁ……家政婦として佐助さんが欲しいよ」
「やめて、俺様は忍びとしてやっていきたいんだから」