天下統一計画(仮)
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伊達の城に来て本日で5日目。あと二日で南に帰るのか。観光してないな……。
徳川と手合わせをした庭で体を動かしていた。演武の心得があるので、一人で行っていたが相手がいないといまいちしっくりこない。
自分一人でやっていると、型が崩れているんじゃないか心配になってくる。
「朝から精が出るね~」
「あ、おはようございます」
塀の上に腰を下ろして、猿飛が俺を見下ろしていた。
「おはよーってそうじゃなくって…相変わらず能天気だね。あれ?声替えた?」
「変えたっていうか、変わった。まぁ、その辺はいいや。
それより、政宗に用でもあるのか?」
「いや、竜の旦那じゃなくて和海の様子を見に来たの。元気そうで安心したよ」
なぜ猿飛が俺の様子を見に来たんだ?ここに居るっていつ聞いたんだろう。
「武田の方も戦が近くてね。戦前に、旦那に会っていかない?」
「真田幸村さんか……。いいね、その戦参加する予定だから、参加前に顔合わせしておきたいな」
「おい和海、どこへ行くって?」
がっしりと俺の肩をつかんだのは、伊達と長曾我部。地味に痛い。
「おい猿!何勝手に俺の客人を連れ去ろうとしてんだ!」
高みの見物と言わんばかりに猿飛は笑っている。
「はっはっはー、和海の周りの旦那は面倒くさそうなやつが多いね」
「若干過保護だとは俺も思ってる。しかし猿飛さん」
「佐助でいいよ、そっちで呼ばれるとなんか変な感じ」
「じゃあ、佐助さん。いきなり俺が行って、迷惑にならないか?」
「おい、真田幸村に会いに行くなら俺もつれていけ。俺と手合わせしたがっているらしいからな」
「和海、まさかここに俺一人置いていくようなことはしないよな」
……計4人。どうなんでしょう、重量オーバーしない?
いやでも、重さだけ考えたら豊臣って結構重いから、重量換算する分には4人でも移動できるのか?
「佐助さんとまず向こうに行ってくるから、次に2人迎えに来る。それでいい?」
「あ、俺様は一番最後でもいいよ。竜の旦那先に送ってきてよ」
「そうと決まれば、行くぞ和海」
いつの間に戦支度を整えたんだ……。
やる気満々の伊達と共に、真田のいる上田城へ向かった。
移動する際に、目印になるお城だとなんとなく場所わかりやすい気がするんだよな。
上田城についた途端、すごい足音が近づいてくる。
まさか、真田なのか?
「だぁてぇまさむねぇー!」
うっそ、拡声器使ってないのにこの声…。うるさい……。
「さなだゆきむらぁああ!」
伊達、お前もか……。もうすでに二人だけの世界に突入している。
俺は早々に長曾我部達の元へ戻った。
「……佐助さんはさ、耳おかしくならない?」
猿飛の顔を見た途端出た言葉がそれだった。あの声量…やばいよ。鼓膜が死んでしまう。
「付き合い長いからね。もう慣れたよ。それじゃ、俺様達も行こうかね」
そういえば猿飛も属性は闇だから、お市と同じことできるのかな?
いや市の影はまたちょっと違う気がする。
「それじゃあ俺の手を掴んで。……チカ?手を掴むだけで充分なんだけど」
後ろからがっしりと抱きしめられている。
「ねぇ、俺様何見せつけられてんの?」
「…わりぃ、手を握るのはちょっと…」
どうやら回想した時のことを思い出すようで、駄目だという。まぁ接触してさえいれば移動できるようだからいいか。
「それじゃあ移動するから。チカ、落ちないようにしっかりしがみついておけよ。佐助さんは俺の手を握って、離さないで」
「りょうかーい」
……猿飛、なぜ指を絡める。普通に手を握ればいいだろう?
なんかこう照れるような手のつなぎ方をしないでほしい。今はテレを無視して移動に集中する。
さっき言った場所なので問題なく移動できた。
「やっぱり和海の能力便利だよねー」
「佐助さんの陰に潜る術の応用みたいなもんですから、そのうちできるようになるんじゃないですか?」
「できるようになっても黙っておこう。便利に使われちゃたまんないからね…。旦那の団子用意しろって呼び出し頻度が上がったら困る」
すごく疲れた顔で空を眺めていた。いや、虚無顔というべきなのだろうか?
「そういえばチカ、武田の至宝とやらを求めていなかったっけ?」
もう、この間の記憶を一部取り戻してからこのループ世界でなのかゲームで見た内容なのかが怪しくなってきている。
「ああ、それは真田の事なんだが…今はあれだろ?」
とっても楽しそうに真田と伊達がやりあっている。あれって本当に手合わせなんて生ぬるいものなんだろうか?
「あ、そうそう。和海ちゃんに聞きたいことあったんだよ」
「何かしら、佐助ちゃん」
「ほら、旦那の上半身見て照れちゃってたけどさ……その、背後の人普段から胸部見えてない?」
長曾我部の顔を見る。そうだな、今は衣装弐だけど、普段はいっつも見えているな。
「何の話だ?」
「いや、鬼の旦那って異性として見られてないんだなーって」
「んだと!」
掴みかかろうとする長曾我部を抑えて、座り込む。
「まぁ、まぁ、落ち着いてほしい。これは感覚の問題なんだけどさ……
普段着込んでいる人が脱ぐと、ドキッとするわけよ。なんていうのかな、その無防備さにドキドキするだよ。
逆に普段から露出していると、目が慣れてそういうもんに見えてくるんだよ」
「これ、ほんと何の話なんだ?」
分らず困惑する長曾我部を置いておいて、話を進める。
「チカは一応肩に羽織っているだろう。だから着ているって感覚になるんだ。脱いだら多分先日真田さんを見た時と同じになる。
佐助は分らないかな…かすがさん。そう、かすがさんの別衣装を思い浮かべてくれ。
あれも肌の露出増えるけど、そういう服なんだーって慣れちゃった自分いない?」
「それ、よくわかる。あーなるほどね、あのときめきってなんか薄らいでそういう服ってなるんだよな。
それに見慣れていて、久しぶりに黒い装束に戻ると逆に見えなくなった分、なんかこう…ね」
俺は佐助と固い握手を交わした。
俺的には衣装弐より普段の黒い装束のかすがの方が絶対エッチに見える派だ。
「あれ、その流れで行くと和海ちゃん大丈夫?実はめっちゃドキドキしてるんじゃない?」
今は着込んでるわけだしといわれ、なんか急に長曾我部の顔を見るのが恥ずかしくなってきたぞ?
そうか、今は見えていないけどあの服の下には……。
「ぬぉー!!よこしまな心を抱いた俺を殺せー!」
「落ち着け和海。また怪我するぞ!」
思わず地面に頭を打ち付けた。イヤ、本当に穴があったら入りたい。
「なーんだ、しっかり意識してるのか。それはちょっとつまんないな」
「佐助サン、俺で遊ばないでくれ」
「結局何の話だったんだよ。服装の事か?」
猿飛は長曾我部を連れて行って何やらこそこそ話を始めた。俺は暇なので伊達と真田の様子を眺めていた。
本当に楽しそうに二人は戦うな。俺も前田と戦った時、あんな風に笑っていたのか?
「Ha!また一段と強くなったじゃねーか」
「政宗殿こそ!今日はありがとうございます!して……そちらの御仁は?」
「和海、こいつが真田幸村だ」
「あー、うん。叫んでいたからね、分るよ。初めまして、和海と申します」
「……もしや、佐助が気にかけていた方か!」
なにか気にしていたのだろうか?
「その辺は分りませんが、佐助さんとは多少の縁がありますね」
「良ければ、某と手合わせを願えませぬか!」
嬉しそうなわんこみたいに目をキラキラさせて…待ってよ。彼は犬じゃないんだぞ!
「その…お疲れじゃないんですか?」
「このくらい、武田の100人手合わせに比べれば朝飯前でござる!」
いや、大分足元来てますけど。どや顔しているけど、伊達も結構ふらふらしているじゃないか。
「それじゃあ、軽く」
ギュッとグローブをはめ、真田と対峙する。
得物が長いので間合いを詰めるのが難しい。なかなかにスピードもあるからうかつに近づけない。
「いざ参る!」
先に駆け出したのは真田だった。あの手合わせにガチの槍を使うのってどうなんでしょうね?寸前で躱すだけで精一杯だ。
あれだけ暴れた後だというのに恐ろしいな。
後、熱い!熱気やばい!!焼けこげそう……あー。松永思い出すわ。爆ぜた感覚思い出すから火のBASARAとはしばらく戦いたくないかも。
徳川と手合わせをした庭で体を動かしていた。演武の心得があるので、一人で行っていたが相手がいないといまいちしっくりこない。
自分一人でやっていると、型が崩れているんじゃないか心配になってくる。
「朝から精が出るね~」
「あ、おはようございます」
塀の上に腰を下ろして、猿飛が俺を見下ろしていた。
「おはよーってそうじゃなくって…相変わらず能天気だね。あれ?声替えた?」
「変えたっていうか、変わった。まぁ、その辺はいいや。
それより、政宗に用でもあるのか?」
「いや、竜の旦那じゃなくて和海の様子を見に来たの。元気そうで安心したよ」
なぜ猿飛が俺の様子を見に来たんだ?ここに居るっていつ聞いたんだろう。
「武田の方も戦が近くてね。戦前に、旦那に会っていかない?」
「真田幸村さんか……。いいね、その戦参加する予定だから、参加前に顔合わせしておきたいな」
「おい和海、どこへ行くって?」
がっしりと俺の肩をつかんだのは、伊達と長曾我部。地味に痛い。
「おい猿!何勝手に俺の客人を連れ去ろうとしてんだ!」
高みの見物と言わんばかりに猿飛は笑っている。
「はっはっはー、和海の周りの旦那は面倒くさそうなやつが多いね」
「若干過保護だとは俺も思ってる。しかし猿飛さん」
「佐助でいいよ、そっちで呼ばれるとなんか変な感じ」
「じゃあ、佐助さん。いきなり俺が行って、迷惑にならないか?」
「おい、真田幸村に会いに行くなら俺もつれていけ。俺と手合わせしたがっているらしいからな」
「和海、まさかここに俺一人置いていくようなことはしないよな」
……計4人。どうなんでしょう、重量オーバーしない?
いやでも、重さだけ考えたら豊臣って結構重いから、重量換算する分には4人でも移動できるのか?
「佐助さんとまず向こうに行ってくるから、次に2人迎えに来る。それでいい?」
「あ、俺様は一番最後でもいいよ。竜の旦那先に送ってきてよ」
「そうと決まれば、行くぞ和海」
いつの間に戦支度を整えたんだ……。
やる気満々の伊達と共に、真田のいる上田城へ向かった。
移動する際に、目印になるお城だとなんとなく場所わかりやすい気がするんだよな。
上田城についた途端、すごい足音が近づいてくる。
まさか、真田なのか?
「だぁてぇまさむねぇー!」
うっそ、拡声器使ってないのにこの声…。うるさい……。
「さなだゆきむらぁああ!」
伊達、お前もか……。もうすでに二人だけの世界に突入している。
俺は早々に長曾我部達の元へ戻った。
「……佐助さんはさ、耳おかしくならない?」
猿飛の顔を見た途端出た言葉がそれだった。あの声量…やばいよ。鼓膜が死んでしまう。
「付き合い長いからね。もう慣れたよ。それじゃ、俺様達も行こうかね」
そういえば猿飛も属性は闇だから、お市と同じことできるのかな?
いや市の影はまたちょっと違う気がする。
「それじゃあ俺の手を掴んで。……チカ?手を掴むだけで充分なんだけど」
後ろからがっしりと抱きしめられている。
「ねぇ、俺様何見せつけられてんの?」
「…わりぃ、手を握るのはちょっと…」
どうやら回想した時のことを思い出すようで、駄目だという。まぁ接触してさえいれば移動できるようだからいいか。
「それじゃあ移動するから。チカ、落ちないようにしっかりしがみついておけよ。佐助さんは俺の手を握って、離さないで」
「りょうかーい」
……猿飛、なぜ指を絡める。普通に手を握ればいいだろう?
なんかこう照れるような手のつなぎ方をしないでほしい。今はテレを無視して移動に集中する。
さっき言った場所なので問題なく移動できた。
「やっぱり和海の能力便利だよねー」
「佐助さんの陰に潜る術の応用みたいなもんですから、そのうちできるようになるんじゃないですか?」
「できるようになっても黙っておこう。便利に使われちゃたまんないからね…。旦那の団子用意しろって呼び出し頻度が上がったら困る」
すごく疲れた顔で空を眺めていた。いや、虚無顔というべきなのだろうか?
「そういえばチカ、武田の至宝とやらを求めていなかったっけ?」
もう、この間の記憶を一部取り戻してからこのループ世界でなのかゲームで見た内容なのかが怪しくなってきている。
「ああ、それは真田の事なんだが…今はあれだろ?」
とっても楽しそうに真田と伊達がやりあっている。あれって本当に手合わせなんて生ぬるいものなんだろうか?
「あ、そうそう。和海ちゃんに聞きたいことあったんだよ」
「何かしら、佐助ちゃん」
「ほら、旦那の上半身見て照れちゃってたけどさ……その、背後の人普段から胸部見えてない?」
長曾我部の顔を見る。そうだな、今は衣装弐だけど、普段はいっつも見えているな。
「何の話だ?」
「いや、鬼の旦那って異性として見られてないんだなーって」
「んだと!」
掴みかかろうとする長曾我部を抑えて、座り込む。
「まぁ、まぁ、落ち着いてほしい。これは感覚の問題なんだけどさ……
普段着込んでいる人が脱ぐと、ドキッとするわけよ。なんていうのかな、その無防備さにドキドキするだよ。
逆に普段から露出していると、目が慣れてそういうもんに見えてくるんだよ」
「これ、ほんと何の話なんだ?」
分らず困惑する長曾我部を置いておいて、話を進める。
「チカは一応肩に羽織っているだろう。だから着ているって感覚になるんだ。脱いだら多分先日真田さんを見た時と同じになる。
佐助は分らないかな…かすがさん。そう、かすがさんの別衣装を思い浮かべてくれ。
あれも肌の露出増えるけど、そういう服なんだーって慣れちゃった自分いない?」
「それ、よくわかる。あーなるほどね、あのときめきってなんか薄らいでそういう服ってなるんだよな。
それに見慣れていて、久しぶりに黒い装束に戻ると逆に見えなくなった分、なんかこう…ね」
俺は佐助と固い握手を交わした。
俺的には衣装弐より普段の黒い装束のかすがの方が絶対エッチに見える派だ。
「あれ、その流れで行くと和海ちゃん大丈夫?実はめっちゃドキドキしてるんじゃない?」
今は着込んでるわけだしといわれ、なんか急に長曾我部の顔を見るのが恥ずかしくなってきたぞ?
そうか、今は見えていないけどあの服の下には……。
「ぬぉー!!よこしまな心を抱いた俺を殺せー!」
「落ち着け和海。また怪我するぞ!」
思わず地面に頭を打ち付けた。イヤ、本当に穴があったら入りたい。
「なーんだ、しっかり意識してるのか。それはちょっとつまんないな」
「佐助サン、俺で遊ばないでくれ」
「結局何の話だったんだよ。服装の事か?」
猿飛は長曾我部を連れて行って何やらこそこそ話を始めた。俺は暇なので伊達と真田の様子を眺めていた。
本当に楽しそうに二人は戦うな。俺も前田と戦った時、あんな風に笑っていたのか?
「Ha!また一段と強くなったじゃねーか」
「政宗殿こそ!今日はありがとうございます!して……そちらの御仁は?」
「和海、こいつが真田幸村だ」
「あー、うん。叫んでいたからね、分るよ。初めまして、和海と申します」
「……もしや、佐助が気にかけていた方か!」
なにか気にしていたのだろうか?
「その辺は分りませんが、佐助さんとは多少の縁がありますね」
「良ければ、某と手合わせを願えませぬか!」
嬉しそうなわんこみたいに目をキラキラさせて…待ってよ。彼は犬じゃないんだぞ!
「その…お疲れじゃないんですか?」
「このくらい、武田の100人手合わせに比べれば朝飯前でござる!」
いや、大分足元来てますけど。どや顔しているけど、伊達も結構ふらふらしているじゃないか。
「それじゃあ、軽く」
ギュッとグローブをはめ、真田と対峙する。
得物が長いので間合いを詰めるのが難しい。なかなかにスピードもあるからうかつに近づけない。
「いざ参る!」
先に駆け出したのは真田だった。あの手合わせにガチの槍を使うのってどうなんでしょうね?寸前で躱すだけで精一杯だ。
あれだけ暴れた後だというのに恐ろしいな。
後、熱い!熱気やばい!!焼けこげそう……あー。松永思い出すわ。爆ぜた感覚思い出すから火のBASARAとはしばらく戦いたくないかも。