5年生7月編
20─他のクラスでも大人気
わたしは近いクラスから回り始めました。
まずはお隣の4組です。
開いている戸から覗いてみます。
するとやっぱり4組のみんなもばてばてになっています。
わたしはそんな雰囲気を変えられるように、元気に声をかけました。
「みんなー。涼しくする魔法が上手にできたから、来たよー」
5年生のクラスはみんな同じ通りにあるから、こうやってよく来ます。
3年生まで一緒のクラスだった子もいるから、なつかしいしね。
わたしが顔を出すと、真っ先に恵ちゃんが走ってきてくれました。
「あ、みかんちゃん。いらっしゃーい」
恵ちゃんは、同じベルマーク委員会のお友達です。
とっても元気で、委員会の最初の集会の時から仲良くなったんだよ。
「失礼しまーす」
恵ちゃんに手を引かれながら、わたしはあいさつをします。
別のクラスに入るときは、しっかり断っておかないといけないもんね。
そして魔法がちゃんと広がるように、教室の真ん中まで行きました。
「隣から盛り上がってる声が聞こえてきたけど、さっきいってたみかんちゃんの魔法だったの?」
3年生まで一緒だった早希ちゃんにそう聞かれて、わたしはうなずきます。
「うん、そうだよ。
本当は昨日もやってみたんだけど、失敗しちゃったの。
でも今日はバッチリだったよ」
わたしはそう正直な話をします。
すると3年生まで同じクラスだったみんなが、前のことを思い出しているのか、うんうんとうなずきました。
「なるほど」
「目に浮かぶなあ」
そういわれて、わたしは苦笑いをしました。
前の方がもっと失敗が多かったからね。
その時のことは、あんまり思い出さないでほしいよう。
でもね、今のわたしは、前よりずっと良くなってるよ!
わたしはそう気持ちを入れて、ステッキを上げました。
「じゃあいくね!
北海道の空気をお願いしまーす」
するとさっきと同じように、涼しい風が吹きます。
その風を浴びると、みんなみるみる元気になってきました。
「涼しくて生き返るー」
瞳を閉じて、そう幸せそうな顔でいっている子も多いです。
そしてわたしの魔法をほめてくれました。
「みかんちゃんの魔法は、ますます上手になってるねー」
やったあ。そうでしょ?
わたしは心の中でバンザイをしました。
さっきちょっと気にしただけに、そうほめてもらえてよかったです。
「ほんと、みかんちゃんと同じクラスになれた子が、うらやましいよね」
そうもいってもらえました。うれしいです。
実際は同じクラスだと、やっぱり魔法の失敗にあうのも多くなります。
だからいいのかはわからないところがあるなあとも思うんだけどね。
そういってもらえた時に、自信を持ってうなずけるようになりたいです。
「じゃあ、また今度ねー」
目的を達成すると、わたしは早々と駆け去ります。
「みかんちゃん、また遊ぼうねー」
そんな恵ちゃん達の声にうなずきながら。
みんなとお話したいこともあるけど、時間がないもんね。
なんたって移動も考えると、1つのクラスに1分もいられないことになります。
でもなんとか間に合わせなくっちゃ。
こういう時走り回っても、魔法使いは疲れなくってよかったです。
そうやって似たように、5年生のクラスは回り終わりました。
次は同じ3階だけど違う通りにある、6年生のクラスに行きます。
6年生のみなさんは、わたしが入学した時から知っているんだよね。
だから5年生と同じだけ、一緒の学校にいる学年なわけです。
そしてお兄さん・お姉さん達なので、訪ねるとかわいがってもらっています。
「こんにちはー」
顔を出してあいさつをします。
すると、今日もたくさんの人に騒がれました。
「あー。みかんちゃんだー。どうしたのー」
「あいかわらずちっちゃーい」
そういわれる通り、1歳違うだけなのに6年生って大きいです。
わたしが3年生の平均身長しかないから、余計そう見えるっていうのもあるんだけどね。
何人もの人が、わたしのいるドアまで来てくれました。
わたしはちょっと緊張しながら、でも笑顔で答えます。
「毎日暑いので、涼しくする魔法をかけて回ってるんです」
「ありがとう。偉いねー」
そうほめられると、わたしはさらにがんばろうって気持ちになりました。
「いきまーす!北海道の空気、出てきてくださーい」
そうわたしが魔法をかけると、またすごいすごいってほめてくれます。
うーん。わたしって、年上の人にほめてもらうのに弱いみたいです。
なんだか気持ちがやわらかくなっちゃいます。
「これからも応援してるよー」
「ありがとうございまーす」
わたしはたくさんほめてもらったことにはにかみながら、教室を後にしました。
それから気持ちを切り替えながら、階段を降ります。
今度は、わたしより下の学年のみんなのところに行くんだもんね。
「みかんちゃんだー。
今日はどんな魔法を使うのー?」
わたしが顔を出すと、そう期待を込めた顔で聞かれます。
こんなふうに小さいみんなは、わたしの魔法をとっても喜んでくれるんだよ。
だからますます張り切っちゃいます。
「今日はね、見えないんだけど、とっても涼しい北海道の空気を出すね。
そうするとクーラーをかけたみたいに、教室が涼しくなるんだよ。それーっ」
風が吹くと、小さい子ほど大騒ぎです。
「わーい、涼しい涼しーい」
そういいながら喜んで走り回る男の子とかもいます。
つまずいて転んだりしないかがちょっと心配です。
でもそこまで喜んでもらえたのはよかったな。
「みかんちゃんはなんでもできるねー。
わたしもできたらいいのになー」
そうわたしの魔法をうらやましがる女の子もいます。
「うーん、確かにわたしも2年生になるまでは、こういう魔法を使えなかったんだけど…」
でもわたしは魔法使いの子だから、みんなと違うもんね。
普通の子が、わたしと同じようにお勉強したらできるようになるっていうものじゃないもんなあ。
そうわたしは、はっきりいえないで考えます。
するとわたしの代わりに、別の子が続けてくれました。
「みかんちゃんは特別だもんね」
そうちょっと大人っぽくも見えるにっこり顔をして、わたしを見上げています。
小さいのにわかってくれているその子に、わたしは感心しました。
だから笑顔でお返しします。
「みかんちゃん、また来てねー」
そう元気にいってくれるみんなに手を振ります。
「うん、また来るよー」
こうして無事に教室をみんな回り終わりました。
そしてわたしは、最後に職員室へとやってきました。
開いているドアから見てみると、扇風機が何個か回っています。
でも先生達が仰いだりしている様子からも、涼しそうではありません。
やっぱりここも魔法が必要だよね。
かけるかは、先生達がいるっていったらだけど。
そんなふうに観察しているわたしに、友子先生が気付きました。
そしてこっちに来て、不思議そうに聞きます。
「あら、みかんちゃん。どうしたの?」
今までとは違った緊張が少しあって、わたしはきゅっとステッキをにぎります。
「毎日とっても暑いから、教室みんなを涼しくして回っているんです。
職員室も暑いだろうなって思ったので来ました」
そう説明すると、先生達もうれしそうな表情になりました。
「それはありがとう」
「暑くて、能率が落ちてたんだよ」
そううちわでぱたぱた扇いでいた先生がいいます。
先生だから断られるかなっても思ったけど、そう喜んでもらえるならよかったです。
でもわたしが魔法をかける前に、勝子先生が来ました。
そしてわたしに、おだやかにいいます。
「ありがとう、白石さん。今年は特に暑いものね。
でも外と中の気温が違うほど、具合いを悪くしてしまうものなのよ」
そういえば、そういうお話を聞いたことがあったなあ。
わたしはそれを思い出して、少ししょんぼりしました。
「そうですね…」
もうクラスみーんなを涼しくした後です。
どこかやりすぎぎたところはなかったかなあって考えます。
今日1回だけなら大丈夫なはずだけど、魔法を使う時はそういうことも考えないといけないんだね。
わたしは心にそう、ちゃんと入れておきました。
じゃあやっぱり、職員室には魔法はいらなかったのかなあ。
そう心配したけど、勝子先生は笑顔で付け加えてくれました。
「だから控えめによろしくね。わざわざありがとう」
その優しい声の調子に、わたしはまた元気になりました。
そしていわれた通りに気を付けて、涼しい風は少しだけ吹かせておしまいにしました。
でも扇風機があるおかげですぐに部屋中に回って、ちょうどよかったみたいだよ。
こうやって、学校中みんなに喜んでもらえました。
魔法を1度に使いすぎてくたびれちゃったけど、うれしい気分です。
そんなわたしに、友子先生が尋ねました。
「みかんちゃん、こうやって学校中を回っていたのよね?」
わたしはうなずきます。
「はい。全部のクラスを回って、この職員室が最後です」
そう答えると、友子先生がグラスを渡してくれました。
「本当にお疲れさま。
授業まで時間がないけど、麦茶を飲んでいって」
学校でこういうふうにもらえるなんて、あんまりないことだよ。
お得な気分です。
「ありがとうございます」
もらった麦茶は、氷は入っていなくても冷たかったです。
暑くなっていた体に広がっていくようでした。
とってもおいしかったし、なんだかとっても楽になったよ。
そんな感覚ににこにこしているわたしを見て、勝子先生がいいます。
「白石さんってよく騒ぎを起こして、こっちは大変だけど、気持ちはいい子なんですよね」
そう久しぶりに、勝子先生にまでいってもらえました。
えへへ。今日は本当に、みーんなにほめられ日です。
そして今回の魔法を使ったことで、色んなことを気を付けようっても思ったよ。
あんまり暑い日が続くと、こうやって魔法を使っちゃったりもするけど、わたし達は夏も元気です。
もうすぐ来る夏休みは、どんなに楽しいかな?
2006年5、6月制作
わたしは近いクラスから回り始めました。
まずはお隣の4組です。
開いている戸から覗いてみます。
するとやっぱり4組のみんなもばてばてになっています。
わたしはそんな雰囲気を変えられるように、元気に声をかけました。
「みんなー。涼しくする魔法が上手にできたから、来たよー」
5年生のクラスはみんな同じ通りにあるから、こうやってよく来ます。
3年生まで一緒のクラスだった子もいるから、なつかしいしね。
わたしが顔を出すと、真っ先に恵ちゃんが走ってきてくれました。
「あ、みかんちゃん。いらっしゃーい」
恵ちゃんは、同じベルマーク委員会のお友達です。
とっても元気で、委員会の最初の集会の時から仲良くなったんだよ。
「失礼しまーす」
恵ちゃんに手を引かれながら、わたしはあいさつをします。
別のクラスに入るときは、しっかり断っておかないといけないもんね。
そして魔法がちゃんと広がるように、教室の真ん中まで行きました。
「隣から盛り上がってる声が聞こえてきたけど、さっきいってたみかんちゃんの魔法だったの?」
3年生まで一緒だった早希ちゃんにそう聞かれて、わたしはうなずきます。
「うん、そうだよ。
本当は昨日もやってみたんだけど、失敗しちゃったの。
でも今日はバッチリだったよ」
わたしはそう正直な話をします。
すると3年生まで同じクラスだったみんなが、前のことを思い出しているのか、うんうんとうなずきました。
「なるほど」
「目に浮かぶなあ」
そういわれて、わたしは苦笑いをしました。
前の方がもっと失敗が多かったからね。
その時のことは、あんまり思い出さないでほしいよう。
でもね、今のわたしは、前よりずっと良くなってるよ!
わたしはそう気持ちを入れて、ステッキを上げました。
「じゃあいくね!
北海道の空気をお願いしまーす」
するとさっきと同じように、涼しい風が吹きます。
その風を浴びると、みんなみるみる元気になってきました。
「涼しくて生き返るー」
瞳を閉じて、そう幸せそうな顔でいっている子も多いです。
そしてわたしの魔法をほめてくれました。
「みかんちゃんの魔法は、ますます上手になってるねー」
やったあ。そうでしょ?
わたしは心の中でバンザイをしました。
さっきちょっと気にしただけに、そうほめてもらえてよかったです。
「ほんと、みかんちゃんと同じクラスになれた子が、うらやましいよね」
そうもいってもらえました。うれしいです。
実際は同じクラスだと、やっぱり魔法の失敗にあうのも多くなります。
だからいいのかはわからないところがあるなあとも思うんだけどね。
そういってもらえた時に、自信を持ってうなずけるようになりたいです。
「じゃあ、また今度ねー」
目的を達成すると、わたしは早々と駆け去ります。
「みかんちゃん、また遊ぼうねー」
そんな恵ちゃん達の声にうなずきながら。
みんなとお話したいこともあるけど、時間がないもんね。
なんたって移動も考えると、1つのクラスに1分もいられないことになります。
でもなんとか間に合わせなくっちゃ。
こういう時走り回っても、魔法使いは疲れなくってよかったです。
そうやって似たように、5年生のクラスは回り終わりました。
次は同じ3階だけど違う通りにある、6年生のクラスに行きます。
6年生のみなさんは、わたしが入学した時から知っているんだよね。
だから5年生と同じだけ、一緒の学校にいる学年なわけです。
そしてお兄さん・お姉さん達なので、訪ねるとかわいがってもらっています。
「こんにちはー」
顔を出してあいさつをします。
すると、今日もたくさんの人に騒がれました。
「あー。みかんちゃんだー。どうしたのー」
「あいかわらずちっちゃーい」
そういわれる通り、1歳違うだけなのに6年生って大きいです。
わたしが3年生の平均身長しかないから、余計そう見えるっていうのもあるんだけどね。
何人もの人が、わたしのいるドアまで来てくれました。
わたしはちょっと緊張しながら、でも笑顔で答えます。
「毎日暑いので、涼しくする魔法をかけて回ってるんです」
「ありがとう。偉いねー」
そうほめられると、わたしはさらにがんばろうって気持ちになりました。
「いきまーす!北海道の空気、出てきてくださーい」
そうわたしが魔法をかけると、またすごいすごいってほめてくれます。
うーん。わたしって、年上の人にほめてもらうのに弱いみたいです。
なんだか気持ちがやわらかくなっちゃいます。
「これからも応援してるよー」
「ありがとうございまーす」
わたしはたくさんほめてもらったことにはにかみながら、教室を後にしました。
それから気持ちを切り替えながら、階段を降ります。
今度は、わたしより下の学年のみんなのところに行くんだもんね。
「みかんちゃんだー。
今日はどんな魔法を使うのー?」
わたしが顔を出すと、そう期待を込めた顔で聞かれます。
こんなふうに小さいみんなは、わたしの魔法をとっても喜んでくれるんだよ。
だからますます張り切っちゃいます。
「今日はね、見えないんだけど、とっても涼しい北海道の空気を出すね。
そうするとクーラーをかけたみたいに、教室が涼しくなるんだよ。それーっ」
風が吹くと、小さい子ほど大騒ぎです。
「わーい、涼しい涼しーい」
そういいながら喜んで走り回る男の子とかもいます。
つまずいて転んだりしないかがちょっと心配です。
でもそこまで喜んでもらえたのはよかったな。
「みかんちゃんはなんでもできるねー。
わたしもできたらいいのになー」
そうわたしの魔法をうらやましがる女の子もいます。
「うーん、確かにわたしも2年生になるまでは、こういう魔法を使えなかったんだけど…」
でもわたしは魔法使いの子だから、みんなと違うもんね。
普通の子が、わたしと同じようにお勉強したらできるようになるっていうものじゃないもんなあ。
そうわたしは、はっきりいえないで考えます。
するとわたしの代わりに、別の子が続けてくれました。
「みかんちゃんは特別だもんね」
そうちょっと大人っぽくも見えるにっこり顔をして、わたしを見上げています。
小さいのにわかってくれているその子に、わたしは感心しました。
だから笑顔でお返しします。
「みかんちゃん、また来てねー」
そう元気にいってくれるみんなに手を振ります。
「うん、また来るよー」
こうして無事に教室をみんな回り終わりました。
そしてわたしは、最後に職員室へとやってきました。
開いているドアから見てみると、扇風機が何個か回っています。
でも先生達が仰いだりしている様子からも、涼しそうではありません。
やっぱりここも魔法が必要だよね。
かけるかは、先生達がいるっていったらだけど。
そんなふうに観察しているわたしに、友子先生が気付きました。
そしてこっちに来て、不思議そうに聞きます。
「あら、みかんちゃん。どうしたの?」
今までとは違った緊張が少しあって、わたしはきゅっとステッキをにぎります。
「毎日とっても暑いから、教室みんなを涼しくして回っているんです。
職員室も暑いだろうなって思ったので来ました」
そう説明すると、先生達もうれしそうな表情になりました。
「それはありがとう」
「暑くて、能率が落ちてたんだよ」
そううちわでぱたぱた扇いでいた先生がいいます。
先生だから断られるかなっても思ったけど、そう喜んでもらえるならよかったです。
でもわたしが魔法をかける前に、勝子先生が来ました。
そしてわたしに、おだやかにいいます。
「ありがとう、白石さん。今年は特に暑いものね。
でも外と中の気温が違うほど、具合いを悪くしてしまうものなのよ」
そういえば、そういうお話を聞いたことがあったなあ。
わたしはそれを思い出して、少ししょんぼりしました。
「そうですね…」
もうクラスみーんなを涼しくした後です。
どこかやりすぎぎたところはなかったかなあって考えます。
今日1回だけなら大丈夫なはずだけど、魔法を使う時はそういうことも考えないといけないんだね。
わたしは心にそう、ちゃんと入れておきました。
じゃあやっぱり、職員室には魔法はいらなかったのかなあ。
そう心配したけど、勝子先生は笑顔で付け加えてくれました。
「だから控えめによろしくね。わざわざありがとう」
その優しい声の調子に、わたしはまた元気になりました。
そしていわれた通りに気を付けて、涼しい風は少しだけ吹かせておしまいにしました。
でも扇風機があるおかげですぐに部屋中に回って、ちょうどよかったみたいだよ。
こうやって、学校中みんなに喜んでもらえました。
魔法を1度に使いすぎてくたびれちゃったけど、うれしい気分です。
そんなわたしに、友子先生が尋ねました。
「みかんちゃん、こうやって学校中を回っていたのよね?」
わたしはうなずきます。
「はい。全部のクラスを回って、この職員室が最後です」
そう答えると、友子先生がグラスを渡してくれました。
「本当にお疲れさま。
授業まで時間がないけど、麦茶を飲んでいって」
学校でこういうふうにもらえるなんて、あんまりないことだよ。
お得な気分です。
「ありがとうございます」
もらった麦茶は、氷は入っていなくても冷たかったです。
暑くなっていた体に広がっていくようでした。
とってもおいしかったし、なんだかとっても楽になったよ。
そんな感覚ににこにこしているわたしを見て、勝子先生がいいます。
「白石さんってよく騒ぎを起こして、こっちは大変だけど、気持ちはいい子なんですよね」
そう久しぶりに、勝子先生にまでいってもらえました。
えへへ。今日は本当に、みーんなにほめられ日です。
そして今回の魔法を使ったことで、色んなことを気を付けようっても思ったよ。
あんまり暑い日が続くと、こうやって魔法を使っちゃったりもするけど、わたし達は夏も元気です。
もうすぐ来る夏休みは、どんなに楽しいかな?
2006年5、6月制作
