永遠を誓う
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「さっきはごめんなさい…。夜天がせっかく遊園地に行こうって言ってくれたのに…」
ゆっくりと話し始める。夜天と一緒に遊園地が行きたくなかったわけではないと。ただ自分が望んだそのことであなたの目的を邪魔することになるのが怖かったと。誘ってくれたことは本当に嬉しかったのだと。
真珠の言葉を聞いて離した手がもう一度ドアノブに向かう。そして今度はその扉を開けた。部屋の前で立っている真珠と目が合う。
「…わかった…」
今の話を聞いて真珠の気持ちは分かった。そして誰よりも彼女が自分のことをそして、大切なあのお方のことを考えてくれていることが分かったから。
「あ、あのね。私は夜天と一緒に居られるだけでいいの。一緒に居られるだけで幸せだから」
お互いの気持ちに気付いて、一緒に過ごした時間があまりに短かった遠い遠い昔。2人の護る星の宿命が一緒にいる時を許してくれなかった。
あの時のことを思うと今この場で一緒にいられて、会話も出来て喧嘩も出来るだけ十分だと。別れの運命を辿ったあの時の分まで夜天と一緒に居られることが幸せなのだと。
「…仕方ないから、許してあげる…」
そんな彼の態度に始まりの時のように言い返すこともなく、微笑んだ。わかっているから。真珠をゆっくりと抱きしめる夜天。その背中に真珠も腕を回して、2人で抱き合った。
「プラネタリウムに行こう?」
デートの再開はどこでするのかという話に真珠が提案するのはまたしても館内。そして人混みではない場所。
「ほんと館内好きだね…僕は別にマスコミに見つかっても…」
「なんだかとても星が見たくなったの。だから行きましょう!」
真珠に手を引かれて部屋を後にした。バタバタと階段を下りる音が聞こえて心配そうにのぞき込んだ星野と大気に「出かけてくる」とだけ告げ2人は玄関を後にする。
「ったく、心配して損したぜ…」
部屋の窓から見える手を繋いで歩く2人の姿にため息を吐く星野。
「まあ、喧嘩は彼らのコミュニケーションの一つですからね。あんまりひどいのは問題ですが…」
今日くらいの喧嘩ならたまにあっても問題ないだろう。
「初めから喧嘩するなっての…」
そう言いながらも笑顔が漏れる。こうして2人が一緒に居られる世界をどれだけ望んだことだろうか。あの時の悲劇を繰り返すことのないように…。彼らがいつまでも一緒に居られますように…。いつまでも求めあい、共に輝く星でありますように…。歩いてく彼らの姿を見ながら星野と大気は願う。
星に願いをかけるなら
あなたと一緒に居られますように
星に願いをかけるなら
キミといつまでも同じ時を過ごせますように
そして、もしまた離れる運命を辿ることになっても、お互いの輝きを見つけられますように…。