星の輝きと歌声だけの真実
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「最後には取ったんだけど、結局聞こえてきたのは通話終了の音だけだったから…」
「そう…」
夜天が電話を取った時、真珠は受話器を下ろしてしまった。電話に出られなかった理由と、すれ違いがはっきりした。
「…最後の戦いに向かうつもりなのね…」
「このファイナルコンサートで希望の光を導けなかったら、僕達は命をかけてギャラクシアと戦う。そう、決めた」
「…行かないでって、言っても無理よね…」
「もし、逆の立場だったら君は行かない?」
夜天の言葉に真珠は首を振った。
「これから本当の戦いが始まる。この地球ももうすぐ戦場になる…」
「そうさせないために、私達セーラー戦士がいるもの…」
ギュッと自分のブローチを握りしめる。そう、変身できる。皆と同じように戦士として戦うことが出来る。
「君も、最後の戦いに行くつもりなんだね…」
夜天の言葉。真珠は一度彼の瞳を見つめ、そのままゆっくりと頷いた。
「…行くな…とは言えないよね…」
「…ええ…」
ギュッとポケットの中のある物を握りしめた。
「聞いて行きなよ、今日のコンサート」
「えっ?」
「どうせ、希望の光の輝きを繋ぐまでは何もできないでしょ?」
それもそうねと夜天の言葉に少し笑うと、渡されたのは一枚のチケット。
「…これ…」
「来るか来ないか分からなかったけど…。一応、ね…」
チケットの整理番号を見つめる。今日のコンサート、一枚だけ無理を言ってスタッフに用意してもらったのだ。
「…この場所…」
「以前君が来なかった…。ううん、来れなかったコンサートと同じ席だよ」
そう、チケットの整理番号の場所は、最前列の真ん中。メガロポリスのコンサートで真珠が夜天達に見つかってはいけないと空けた席。
夜天は気付いたから、あの時真珠が自分たちに気を使ってその席に座らなかったことに…。
「…今日は、君にも聞いていてほしいから…。僕達の歌が希望の光に届くように、その場所から祈っていて…」
「わかったわ…。夜天達の歌、ちゃんと希望の光に届くように…しっかりと、祈っておく」
ギュッと、そのチケットを握りしめた。そう、これが戦いの前に歌える、最後の歌だから。