それぞれの戦い方
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「待たせたか?」
「いいえ。それよりありがとう。連れて来てくれて」
星野の隣にいる火球に真珠は頭を下げる。火球はにっこりと笑って真珠を見つめる。
「星野少しだけ席を外してくれる?」
「でも…」
火球をここに置いて自分がどこかに行くということは出来ない。それは真珠もわかっている。ただ、自分達の会話を聞かれることの無いようにしたいだけだからと、自分達の姿が肉眼だけで確認できる位置に移動してくれと。
「ファイター…。申し訳ありませんが、お願いします…」
自分のプリンセスにお願いされては仕方がない。肉眼で見える位置にいれば何かあった時すぐに駆けつけられるだろう。それに、真珠も変身することが出来る。彼女にも危険は少なくなるはずだ。星野が離れたのを見届けて真珠は火球の瞳と合わせる。
「…さきほどはこちらの戦士が失礼をしました…」
先ほどのウラヌス達の態度を詫びる真珠。
「気にしないでください。彼女達も、自分達のプリンセスが大切なのですから、分かっていますよ」
どうしてこの人はとてつもなく、優しいのだろう…。それは、自分の知っているとても好きな輝きと似ていて…。
「希望の光のことですが…。一応それらしき波動は感じています…。でも、何か恐れているような、弱弱しい波動で…。はっきりと希望の光と言えるかどうか…」
「恐れている…?」
火球の言葉に真珠は頷く。そう、希望の光の波動を感じてはいる。だけど、それははっきりとはしない。まるで何かから逃れるようにその存在を隠しているような、そんな気がしているのだ。
「スピカ…。希望の光を繋ぐことは可能ですか?」
「…はっきりと波動を感じられれば繋げることは出来ると思います」
戦士として目覚めたスピカには簡単なこと。ただ、その希望の光がしっかりと意思を表してくれないと繋ぐことは出来ない。
ただ単に引きあう星を繋ぐのとはわけが違う。希望の光が望まない状態で無理やり繋いでしまえば、星を壊してしまうかもしれないというリスクを負わなくてはならない。
「…わかりました。それではスターライツに協力してもらいましょう…」
「彼らにですか?」
真珠の言葉に火球はにっこりとほほ笑む。
「彼らの歌で希望の光に呼びかけてもらいましょう…」
スリーライツの歌声。火球のことを想って歌っていたあの歌はちゃんと火球へと届いていたのだ。きっと彼らが気持ちを込めて歌えばそれは希望の光へと届くはず。
「…よろしくお願いします」
真珠が頭を下げる。そして顔を上げた真珠に見えたのは何か聞きたそうな、心配そうな表情。どうしたのかと真珠が首を傾げると彼女は口を開いた。
そう、希望の光のことも大切だが、もう1つ大切なのはこの2人の事。