それぞれの戦い方
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学校の正門付近、変身を解いた真珠、はるか、みちるが向かい合っていた。
「…まずは変身おめでとう…」
「ありがとう…」
みちるの言葉に真珠も笑顔で返す。
「…みちる…。そんな事を言っている場合じゃないだろう…」
「クスクス、そうね。ごめんなさい」
みちるに軽いため息をつきはるかは真珠を見つめる。
「…あちらのプリンセスが出てきた、君はどうするつもりだ…」
「どうするって、別にどうもしないわよ?」
ただ、自分の使命を全うするだけ。セーラームーンを守り、この銀河中の星を繋ぎ輝かせるだけ。銀河の平和を脅かす者は排除する。ただそれだけだ。
「…君のプリンセスは、どっちなんだ…」
グッと、はるかに肩を持たれる。少し力の込められたその手。真珠は軽く振りほどくとにっこりと笑った。
「何を勘違いしているのか知らないけれど…。私の役割は銀河中の星を繋ぐこと。星の輝きを受けて光輝く戦士はみんな私にとってはプリンセスよ?あなたも、みちるも、ね」
確かに自分は月のプリンセスを守る役目を前世でいただいた。だけど、それと同じくらい自分には大切な使命がある。銀河中の星を繋ぐこと。
真珠にとっては、星の輝きを繋ぐことのできるセーラー戦士は全員、大切な守るべき者なのだ。
「…君は、そうやって…」
「はるか、色々心配してくれているみたいだけど…。私には、私の守り方があるわ。あなた達が星野達を近づけさせないようにしたように…」
「…真珠…」
「心配症のはるか達だもの。うさぎちゃんの家の前で見張ってたりするんでしょう?」
真珠がクスリと笑う。
「お話しはそれだけ?もう行っても良いかしら?色々としなくてはいけない事があるの…。私のことより、うさぎちゃんのこと…頼んだわ…」
はるかたちの返事を聞かずに真珠はその場を去って行った。
「セーラームーンを守って…。僕達セーラー戦士を守って、銀河中の星を守って…。真珠のことは誰が守ってやればいい…」
「…プリンセスから遠ざけた事、裏目に出てしまったわね…」
メガロポリスでの真珠の姿を見たとき、驚いた。彼女はセーラームーンと星野の前に両手を広げて立っていた。その体は傷だらけで…。
「…きっとあの子、1人で戦いに向かうわ…」
何かを決意した瞳。分かる、彼女は自分達によく似ているから。守るためなら手段も命も惜しまない彼女だから…。
「…出来ればあいつに、側にいてほしいと思っていたんだが…」
そう、彼なら少なからず真珠を守ってくれる。そう思っていたのに…。まさか、そちらとも決別していると思わなかった。去って行く真珠の姿はもう見えなくなっていた。