学園祭の戦い
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「だめぇ!!」
声が聞こえて、真珠は自分の体が地面に叩きつけられるのを感じる。そして、目を開けた先に見えてきたものは、守りたかった人が自分の代わりにスターシードを抜かれているその光景。
「プリンセス!!やめて、やめてぇぇ!!!」
その場に真珠の声と、セーラームーンの苦しむ声が響いていた。
「すごい、こんな綺麗なスターシードみたことない…」
辺りをうさぎのスターシードの光が包む。銀水晶の光、優しくて、力強い光。
「さっそく、いただくわ…」
クロウがこちらに歩いてくるのが分かる。だけど、真珠は体中に走る痛みに立ちあがる事が出来なかった。
『スピカ、セレニティを守ってもらえますか…?』
クイーンの言葉が脳裏に浮かぶ。あの時守れなかった自分の大切な人をこんな形で失いたくない…。その時、別の光の球体がクロウに当たるのが見えた。その球体を受け、クロウが地面へ転がる。
そのはずみで手に持っていたブラックホールの入っていたグラスが割れ、クロウの体を包み込んだ。真珠の後ろにある木から現れたのはもう1人の敵、セーラー・ティン・ニャンコ。
「なるほどね、こういうことだったわけ…」
「きさま…」
「あなたとはお友達になれそうだと思ったけれど…。残念だわ…」
特に残念そうに聞こえない声。クロウがニャンコを睨みつける。
「真のスターシードは私からギャラクシア様に届けておくから、安心して」
ニャンコが怪しく微笑む。クロウの体はもう半分ほどブラックホールに呑み込まれていた。
「さようなら…」
その声と共に、クロウはブラックホールへと呑み込まれる。そして、彼女を吸収したブラックホールは更に大きさを増した。必死に体を動かし、どうにかうさぎの傍まで来た真珠。
「早いところスターシードを持って帰らないとやばいみたいね…」
ニャンコがうさぎのそれに触れようと動き始める。
「スター・シリアス・レイザー!!」
それを阻止しようとファイターが技をニャンコに向けて放つが、その前にブラックホールへと呑み込まれてしまった。
「そんなっ…」
(ブラックホールは全てを呑み込む…。この暴走を止めるには…。だけど、私はまだ自分の戦士としての力が使えないのに…)
またここでも守れないのか…。
「だーめ!!」
「ちびちびちゃん…」
小さなちびちびがニャンコの前に立ちはだかる。
「何よ、退きなさいよ」
その時、うさぎの体をブラックホールのエネルギーが包んだ。
「ちびちびっ!!」
手を伸ばしたちびちびもブラックホールのエネルギーに包まれる。
(だめ…!絶対にだめ…!もう守れないのは嫌なの!!お願い、私に力を貸して…)
ギュッと自分のクリスタルを握りしめた。しかし、その真珠の体も一緒にブラックホールのエネルギーに包まれる。彼女達を呑み込んでブラックホールは大きさを更に増していった。