学園祭の戦い
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「仲間の残してくれたこの手帳が、全て教えてくれたわ!!」
クロウの手にはセイレーンの手帳が握られている。きっとあの手帳にあの時の夜間飛行のことが全て書かれているのだろう。
「…正体がばれてるみたいね…」
真珠が自分のクリスタルを取り出す。
「だったら、手加減なしで行くわよ!」
うさぎ達も自分達の変身アイテムを取り出し、スペルを紡いだ。真珠のクリスタルはその輝きを受け、その輝きを増していった。
(…輝きが増しているのに、どうして私は戦士として戦えないの…)
光輝くそのクリスタルを見つめることしか出来なかった。
「…そのクリスタルも渡してもらいましょうか?」
「そうは、させないわ!!」
真珠の前にセーラー戦士が庇うように立つ。
「あなた達…」
「真珠ちゃんは私達の大事なお友達だもの…。絶対守ってみせる!!」
「そうよ!いつも守って、教えてもらっていたら意味ないもの!!」
グッとヴィーナスが構える。
「悪いけど、今の私は、あんたたちじゃ止められないよ!!」
クロウの持っている鞭がヴィーナスたちに当たる。そのスピードは以前の物と比べ物にならないほど早かった。
「…きゃああ!!」
ヴィーナスと、マーキュリーは校舎の壁に激突し、壁もその衝撃で少しへこんでしまっていた。
「このぉ!!」
ジュピターとマーズがクロウに向かって走って行くが、それも、彼女の鞭の餌食となってしまった。2人は温室へと飛ばされ、ぶつかった衝撃で割れたガラスが地面に落ちて行った。
「さあ、残るはあんたと、セーラームーンだけね」
「…クロウ…」
セーラームンを庇い真珠は前にでる。
「真珠ちゃん!ダメだよ、戦士じゃない真珠ちゃんを巻き込めない…」
「…プリンセスを守れないのはもう嫌だから…。目の前で大切な人を失うそんな思いはしたくないの…」
「だったら、一緒にスターシードを奪ってあげるわ!!」
「させないわ…!!」
真珠が一歩踏み出し、クロウの懐に飛び込む。反応が少し遅れたクロウは真珠の蹴りをまともに食らう。
「くっ、やるじゃない」
「プリンセスには近づけさせない…!!」
「それはどうかしら!!」
クロウの鞭が真珠の体を捕らえた。
「真珠ちゃん!!」
真珠の体はセーラームーンの横を通り過ぎ、後ろの木に叩きつけられた。
「くっ…」
「ほらほら、威勢のいいのは最初だけかい!?」
打ちつけた体が痛む。立ちあがる事が出来なかった。
(これじゃ、私もヴィーナスたちのこと言えないじゃない…。どうして、私には力が無いの…)
先日のファージとの戦いでもそうだ。自分は手も足も出なかった。セーラームーンがたまたまあの場所に居合わせてくれたからファージを止めることが出来た。
戦士として戦うことが出来たら、生身の体よりも、もっと役に立つはずなのに…。