学園祭の戦い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「真珠…。もしこの次、僕達の邪魔したら許さないから…」
「あら、今日のは本気じゃないとでも言いたげね?」
キンモク星で訓練していたから分かる。夜天も大気も本気だったのだ。ただ真珠の戦闘技術が少し上回っただけの事。でも、真珠だって本気で対峙した。
「…ごめんな、おだんご…。それから真珠…」
星野に名前を呼ばれて真珠は笑顔で彼の方を見る。
「何があったか知らないけど…」
「知らないなら、それでいいわ。別に夜天の代わりに謝ってもらおうなんて思ってないから」
「だけど…」
「…謝る対象は私じゃなくてちびちびちゃんと、まこちゃんよ。早く行かないと2人が怒りだすんじゃない?」
「あ、ああ…」
夜天も大気も真珠達の方を一度も見ずに去って行っている。星野はその後ろをついて行った。
「…じゃあ、私もこれで…。元々クラスの様子を見に来ただけだから」
真珠は3人とは反対方向に去って行こうと体を向けた。
「待って、真珠ちゃん!」
その腕をうさぎに掴まれる。
「学校に来たって言うのに、話しもせずに帰るってことはないんじゃない?」
目の前には美奈子の壁。
「せっかく会えたのに、お別れなんて寂しいよ…。少しだけでいいから、お話ししよう…?」
この腕を離したら真珠は自分達の知らないどこか遠くに行ってしまいそうで、うさぎはその腕をギュウっと握りしめた。それは、前世でスピカが星を離れると報告した時の表情に良く似ていて…。
真珠はつくづくプリンセスに弱いのだと思い知らされる。校舎の中にはいかない、文化祭には参加しないと言う条件を出し、近くの木の下で座りながら話すことに決めた。
「…まずは、どうして夜天君と戦っていたのか、よ」
「助けに来てくれた時、状況が変わったっていってたけど、何かあったのかい?」
レイが2人が争っている姿を窓から見たと言いいにきて、みんなで駆けつけた、2人が争っている姿に見間違いかと思ったのだ。真珠と夜天が戦うことになってしまった理由を知りたい。
それにあの時真珠は状況が変わった。確かにそう言っていたのだ。
「ちびちびちゃんの持っている香炉よ」
その理由を特に隠す必要はない。そう判断した真珠はちびちびが抱きかかえている香炉を指す。
「ちーび…」
香炉をギュッと抱きしめて自分を見上げるちびちびの頭を真珠は優しく撫でてやった。
「大丈夫。香炉を取りあげたりしないわ」
真珠の言葉に安心したのか、ちびちびは真珠にやっと笑顔を見せてくれた。