学園祭の戦い
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(あれは、ちびちびちゃん…!?)
近くの木に座っていたのはちびちびで、手には香炉が握られていた。その香炉に蝶が止まる。真珠は気付かれないように校舎の影に隠れた。蝶が弾けて消えたと思うと、ちびちびの前には二つの影が立っていた。
(…夜天と、大気…!?)
どうして学校にいるのだろう。彼らが文化祭を楽しみにこの場に訪れたわけでないことは彼らの雰囲気とはからわかる。ちびちびの持っている香炉を見つめているようだが…。
「間違いない!あの香炉、プリンセスのものだ…!!」
(火球の香炉…?それを、ちびちびちゃんが持っているってことは…)
ちびちびがうさぎ達の前に現れた時に感じた星の輝き、そして、球技大会の時に感じた優しくて強い星の波動。真珠の中で1つの結論が出た。
(ちびちびちゃんを守らなくちゃ…!)
逃げるちびちびに迫る2人の前に飛び出そうとした。その時、ちびちびが石に蹴躓き、前に倒れ込んで行く。真珠はちびちびを支えようとするのだが、間に合わない。
しかし、それより早く彼女を優しく受け止めてくれる人物が現れた。
「もう大丈夫だよ、ちびちびちゃん」
まことがほほ笑みながらちびちびに話しかける。ちびちびも安心したのか、まことに微笑む。真珠は出て行こうとした体を影に引っ込め、様子を見ることに決めた。
「どういうつもりだい?」
ちびちびに語りかけるのとは違う、厳しい声色が夜天と大気に向けられる。しかし、彼らは厳しい表情のまま、まことを見つめた。
「邪魔をするな!」
「君達に話すようなことじゃない」
「聞きたくないね…!こんな小さな子に乱暴しようとする奴らの話しは!」
ちびちびもまことの後ろで香炉を握りしめ、夜天達を睨んでいた。
「女、子供なんて区切って考える方が間違いなんだよ…。それとも…」
夜天の姿が消えたと思ったら、まことのすぐそばに移動し、下から見上げる。
「私は女だから、手加減してくれってこと?」
「このっ!!」
まことが出した拳は夜天に軽々と受け止められてしまう。
「もう一度だけ言うよ…。僕達の邪魔をする奴は、誰であろうと、許さない…!!」
「だったら、思いきり邪魔させてもらうわ!」
草を踏む音が聞こえて、声が聞こえた方を見る。夜天も大気もその方向に振り向くと、見えてきたのは真珠の姿。