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「…あれ、やっぱりここには来てなかったんですね…」
夜天の周りを見回してそのスタッフはそう告げる。何が何だか分からないそのスタッフにうさぎ達も注目していた。
「一体、何があったんですか?」
美奈子が聞くとそのスタッフは、疑問に答えてくれた。
「いや、ほら、夜天さん達スリーライツの付き人してた人いるでしょう?名前は忘れちゃったんですけど…」
彼は真珠が受け付けをした時のスタッフ。真珠のことをどこかで会ったことのある人だと思っていたらしく、先ほど思い出したらしい。真珠は「友達がオーディションを受けに来ているから」と観覧を希望していたと。
「でも、付き人さん、オーディション会場に来られてないみたいだし、テレビ局で迷ってらしたらまずいと思って…」
「…真珠、来てたんだ…」
「でも、何でオーディション会場に来なかったんだろう…?」
美奈子とうさぎが話しだすのを聞きながら夜天は彼女がここに来た理由を考えた。
そういえば、何度か自分達の仕事の時に真珠は銀河テレビを調べたがっていた気がする。休憩時間になるといつもどこかに行っていた。
「銀河テレビを調べに来てたの…?」
「何?真珠テレビ局に興味があったの?」
夜天の言葉に美奈子が聞くと夜天は首を振った。
「…さあ、真珠は何も言ってくれなかったしね」
彼女は何も答えてくれない。それはいつものことなのだけれど。
「僕ちょっと探してくる…」
そう言って夜天は挨拶もそこそこに銀河テレビの奥へと駆けて行った。
カツンと廊下にヒールの音が響く。
「ここよ…」
クロウに案内されて辿りついた場所は『立ち入り禁止』と書かれた板がはりつけられているエレベーターの入口らしきもの。そして、頑丈なことに木材でその扉の奥に誰も行けないようにしている。
「…何と言うか、ある意味分かりやすいわね、これ…」
「で、どうするの?このまま行く?それとも…」
「…また今度にするわ…。今行くと案内してくれたクロウさんにいらぬ火の粉が飛びそうだもの」
そう言う真珠にクロウは感謝しておくと述べる。そして、2人はその場を後にした。その数分後、夜天はその横を通り過ぎて行った。