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何がどうなって、こんなところで縛られ放置されているのか分からないが、とりあえず真珠は彼女の口に巻かれていた布を取り去った。
「はあ、このまま死ぬかと思ったわ…」
「とりあえず、何がどうなって、こうなったのか、聞かせてもらっても良いかしら?」
「…」
「別に言ってもらわなくても良いんだけど、あなた、私以外の親切な方に見つけてもらうまでこのままってことでいいのかしら?」
真珠がにっこり笑うと彼女は少し渋りながらも口を開いた。
どうやら、彼女とライバル関係にあるもう1人のギャラクシアの手下、セーラーティンニャンコが今日のオーディションの審査員であるターゲットを横取りしたということらしい。
「…何で、仲間割れしてるのよ…」
「煩いわね!とにかく、この縄解いてよ!ニャンコの奴が動いちゃうじゃない!」
「…どうしようかなぁ…?」
「…あんた、見かけによらず性格悪いわね…?」
「お褒めに預かり光栄です」
深々と頭を下げて真珠はその場を去って行こうとする。
「ちょ、ちょっと、待ちなさいよ…!!」
呼びとめられて真珠は烏丸を見つめる。
「助けてほしいなら、それなりのお礼が欲しいものだけど…?」
「交換条件ってこと?」
烏丸の言葉ににっこりと頷く真珠。少し考えた後、烏丸は静かに口を開いた。
「そっちの条件は何?」
彼女の言葉に真珠は条件を口にする。その条件に烏丸は驚いたが仕方がないと真珠の出した条件をのんでくれた。
オーディションが終わった後、夜天は美奈子の元へと近づく。
「どうして、そんなに頑張れるんだよ…」
「みんなの、気持ちに応えたかったから…」
オーディションの途中、美奈子の雰囲気が変わったことを不思議に思った。初めの時は緊張していたのだろうか、固い印象があったのに、急に輝きを放ち始めたのだ。
「…私の夢は皆の夢。みんなの夢は私の夢…」
バスケットの中に入れたアルテミスを抱き上げ美奈子はそう微笑む。
「…余裕が無くなってるのかもしれないな、僕達…」
『どうして、そんなに焦っているの…。いつもの夜天たちならちゃんと、話しあって、分かりあえるじゃない…』
「ほんと、僕達のことどこまでわかってるのか…」
「誰のこと…?」
いつかの公開録音の時の真珠の言葉。全くその通りだと思った。余裕がないからこそ、周りの行動が目につく。それが、自分達と対照的な行動をされてしまうと特に。それを真珠は分かっていたのかも知れない。