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「こんなところでなにやってんのさ!」
夜天は彼女に詰め寄る。そう、彼女はここにいるべき人物ではない。今戦いの真っ最中のはずの、セーラーヴィーナスこと、愛野美奈子なのだ。
「何って、オーディション受けにきたに決まってるじゃない…」
「呆れた…。お前達にはやるべきことがあるんだろう?」
「そうだけど…」
「こんな時に、何をのんきにオーディションなんて…」
「みんなが、応援してくれたのよ…。こんな時だからこそ、夢を大事にって…」
そんなことよりと、美奈子は逆に夜天の体を押す。
「私のことはどうでもいいのよ!!真珠のことよ!!」
「…真珠がどうかしたの?お前達のプリンセスを守ってるんだろう」
夜天の言葉に美奈子の怒りは頂点に登り切ってしまった。今の発言から分かった。最近の真珠のことを夜天は把握していない。
「メガロポリスのコンサートの日から、真珠学校に来てない…」
美奈子の言葉に夜天の表情が変わる。いったいどういうことなのだろうか。公開録音のあの時、自分のプリンセスが大事だからと言っていたはずだ。それに、真珠がプリンセスを放ってどこかに行くなんて考えられない。
「夜天君、本当に知らなかったの…?」
「知らないよ…。だってあの日以降、僕達連絡なんて…」
一回も電話していない。一度だけ真珠の家に訪れてはみたが、その時はチャイムを鳴らすことが出来ずにそのまま帰ってしまった。そう、メガロポリスのあのコンサート中の会話を最後に真珠とは一度も言葉をかわしてはいない。
「呆れた!それでよく真珠の恋人だって言えるわね!」
「うるさいな!お前に関係ないじゃないか!」
「大いに関係あります!」
2人が睨み合う。
「真珠と私は親友だもの!夜天君なら真珠の居場所知ってると思ったのに…」
「居場所って、家にいないの?」
「…何度チャイムを押しても誰も出てこないし、電話はいつも留守電。この前までは私たちも使っている司令室に足を運んでいたみたいだけど…」
あの夜ルナと会話したのち真珠はそのまま司令室から姿を消した。元基から聞いた真珠の行動時間に待ち伏せして、たくさんのお菓子やジュースなどを持ち込んで待っていたが一向に真珠は現れることはなかった。
何日かそれを繰り返して、元基に話しを聞くと真珠はクラウンの合鍵を返しに来たという。
「真珠は私達とも会いたがっていない…」
「なんだよそれ…」
「それに、はるかさん達が真珠に言ったのよ…。「もう、うさぎちゃんに近付くな」って…」
その言葉を聞いた時、自分の胸の奥がざわつくのを感じた。