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銀河テレビの前まできた真珠。今日はこの銀河テレビでオーディションがあるということを聞きつけ、どうにか中に潜り込めないかとやって来た。
スリーライツの付き人時代に何度も入ったその入口に足を踏み入れようとした時、後ろから歩いてくる人影に気が付き、木陰に隠れることにした。
(美奈子…。ってことは、オーディション受けに来たんだわ…)
テレビ局の入口に設置されているオーディションの受け付けで何かを話している美奈子の姿を影から見つめ、少し時間をあけた後、真珠も受け付けへと向かう。
オーディションの観覧を望んでいることを告げると、あっさりと通してくれた。もちろん、誰の知り合いかと言うことは聞かれたが。
「意外と、警備薄いのね…」
キョロキョロと辺りを見回しながら真珠は銀河テレビの奥深くを探るべく進んで行く。何度も撮影で使ったスタジオや楽屋など通り過ぎて行く。
先ほど、受付から案内されたオーディション会場はすでに通り過ぎていた。
「…迷うと帰れなくなりそうよね…テレビ局って…」
どこの角を曲がったかちゃんと覚えていないとテレビ局は迷ってしまう。階段を上り、違う場所に行こうとしても、その階段は途中で終わり、別の場所に移動しなくてはならないことがしばしばだ。
基本的にはエレベーターで移動するらしいのだが、今日の真珠は偵察。銀河テレビに巣食っているギャラクシアの本拠地をつきとめるため。出来るだけスタッフ達に見つからないように、慎重に足を進めた。
欠伸1つ、夜天はオーディション会場へと向かう。今日の彼の仕事はオーディションの審査員。正直な話し火球に直接繋がらない仕事は断ってもよかったのだが、どうしてもという先方の押しに負けてしまったのだ。
「…めんどくさい…」
そうポソリと言葉が漏れてしまう。
『どんなお仕事でもしっかりやらないと、何がプリンセスに繋がるか分からないんだから』
真珠の言葉が頭で聞こえてくる。彼女は自分が仕事に関してめんどくさくなるとそう言って叱っていた。そんな彼女に夜天が反論して喧嘩になるのはいつもの事。
自分達の言い合いを星野も大気もため息をつきながら見つめていたなと思い出す。あのメガロポリスのコンサートの後から真珠の事が気になって仕方がない。どうかしている。
そう自嘲気味に笑うと夜天はオーディション会場のスタジオへと入って行った。スタジオに入って来て目に飛び込んできたのはもう1人の審査員「諸星卓也」を追いかけるオーディション参加者の姿。
そして、その様子にあっけにとられているオーディション参加者らしき女の子。
「…ああ…!!」
「夜天君!?」
「ちょっとこい…」
その姿を見つけるなり彼はその女の子の腕を思グイッと引っ張り会場から廊下へと連れ出した。