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先日の傷も少し癒えてきた頃、真珠はいつものように夜のゲームセンター、クラウンへと足を運んで来ていた。コンピューターの中に銀河テレビの情報を入力してみる。
「…結局のところ、何もかもがベールに包まれたままってことね…。働いている人達も、一般人っぽい人が多いってことは、ギャラクシアの手下は少しだけと言うことなのかしら…」
ポチポチとマウスをクリックしてみるも、以前と何ら変わりのない情報が表示されるだけ。ため息をつき、静かに紅茶に口をつけた。
「…真珠ちゃん…」
後ろから聞こえてきた声に真珠は振り向く。自動ドアの下にいたのはうさぎの相棒、黒猫のルナだ。
「ルナ…」
「ここにいると思ったの…。うさぎちゃんから聞いたわ。怪我したって…」
「……」
ルナの言葉に真珠は何も答えようとしない。ただ、静かに飲んでいた紅茶の缶を机の上に置いた。
「はるかさん達の言葉を守ってうさぎちゃんに会わないの…?」
「……」
ルナの質問に答える気はないかと言うように真珠は視線をパソコンに向けた。月の王国にいた時どれだけスピカがセレニティのことを大切に思っていたか知っている。
だから、彼女のこの選択が信じられない。それを確かめるために今日ここに来たのに、真珠は何も言おうとしない。
「真珠ちゃん、話してくれないと分からないわ…。何を考えているのか、何を思っているのか…」
「…プリンセスの守り方は1つじゃない…」
「だけど、1人で敵に向かうのは…」
ルナの言葉を遮るように真珠は立ちあがる。
「ウラヌス達にはウラヌス達の守り方があるように、私にも、私の守り方があるの…」
「そんな、だって、せっかく一緒に地球に転生してきて、会えた仲間じゃない…」
「…これ以上は話すことはないわ…」
「真珠ちゃん!!」
ルナの声が真珠去っていく後ろ姿に響いた。それから真珠の姿をこの司令室で見ることはなかった。もちろん、彼女が調べていたデータも全て無くなっていた。