重なれない輝き
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「…うあっ…!」
「星野!真珠ちゃん!」
今まともに起き上がり戦えるのはセーラームーンしかいない。
(真珠ちゃんに星野を安全なところに連れて行ってもらう?でも、真珠ちゃんだって怪我してるのに…)
どうすればいちばん最良の方法がとれるのか、必死に考えるセーラームーン。痛む体を起こし、真珠はセーラームーンの前に立つ。
「ムーンは星野を連れて逃げて…」
「そんな、真珠ちゃんは?」
「私は、ファージをどうにかするから…」
「そんなこと出来ないよ!誰かを置いて行くなんて…」
「ムーン!今は全員が助かる方法なんて、ないの…。私は大丈夫だから…」
(真珠…)
遠くなる意識の中、真珠とセーラームーンの声を聞いていた星野。いつかのスピカと重なる。
(お前はまた、そうやって、誰かを庇うのか…。そうやって、戦いの中散るのか…)
「うさぎさんの風船、可愛い風船、いーっぱいあるよ!!」
ファージがたくさんの風船を真珠達に向かって飛ばした。
「もう、守れないのは嫌なの…」
(あの時も、俺達は何も出来なくて…。夜天!またお前がいないところで、スピカが傷つこうとしてるのに…、何やってんだよ!!)
起き上がることが出来なくて、悔しくて拳を地面に打ち付けた。
「ダメ、真珠ちゃん!!」
セーラ―ムーンが真珠の手を引こうと伸ばすが、それより早く何かが真珠の前を通り過ぎて行った。その何かに巻き込まれた風船は木にぶつかり消滅した。何が起こったのかと真珠達はその方向を見つめる。
「天空の星、天王星を守護に持つ飛翔の戦士、セーラーウラヌス」
「深海の星、海王星を守護に持つ抱擁の戦士、セーラーネプチューン」
「時空の星、冥王星を守護に持つ変革の戦士、セーラープルート」
「我ら外部太陽系3戦士ここに」
「参上!」
そこにいたのはウラヌス達で、セーラームーンは助けに来てくれたのだと、喜び一気に顔が明るくなる。真珠と星野だけはそれを素直に喜べないでいた。
「ほらほらぁ!まだまだ、いっぱいあるよぉ!!」
そんなことはさておき、ファージが次々と風船を飛ばしてくる。
「ディープ・サブマージ!!」
その風船を今度はネプチューンが吹き飛ばした。その後、彼女達はセーラームーンの前に降り立つ。
「本当、困った子達ね…」
クスリと笑いネプチューンが告げる。
「ありがとう!助けに来てくれたのね!」
そう告げるセーラームーンにウラヌスは厳しい顔で星野を見つめた。
「勘違いはしないでほしい。こいつを助けに来たわけじゃない…」
「…っ…」
「真珠も、どういうことか説明してもらいたいものだな…」
星野と真珠、そしてセーラームーンがいるこの状況ではウラヌスたちには、うさぎに星野を会わせるために真珠が手引きしたと思われても仕方ない。