重なれない輝き
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「…何色の風船がいいかなぁ~!!」
真珠に視線を合わせるとファージが嬉しそうに尋ねてくる。
「…悪いけど、風船は何年も前に卒業してるの…はあっ!」
蹴り飛ばそうと踏み込むと、ファージが下ろした風船に当たる。真珠の蹴りで破裂した風船は、爆風と共に、真珠を吹き飛ばした。そのまま真珠は体を木に打ちつけてしまう。
「…かはっ!!」
ズルッとそのまま、木の幹に崩れ落ちた。
「…こんな風船もあるんだよ~!!」
にっこりと笑ってそのファージが真珠にうさぎ風船を飛ばしてきた。それをどうにか避けるも、また爆風で真珠は吹き飛ばされ地面を転がる。
「…っ…」
起き上がれない真珠を放ったままファージは遊園地の中へと消えて行った。
(このままじゃ一般人が巻き込まれる…。私にも、力が欲しい…)
ギュッと自分のクリスタルを握りしめる。それは静かに光り輝くだけ。真珠を変身させてくれる力はまだ、現れることはなかった。
「キャー!!」
「うわぁぁぁ!!」
大きな爆音とともに、遊園地に来ていた人々がファージに襲われている声が聞こえてくる。傷だらけの体を必死に叩き起こし、真珠はもう一度ファージの前に姿を見せた。
「はあああ!!」
真珠の蹴りをくらったファージは標的を彼女に変える。風船が飛んで来るがそれをどうにか避け、人気のない場所へと誘導して行った。
「大きな風船はどうかなぁ!!」
走り抜ける真珠の背中を風船が直撃した。
「きゃああ!!」
そのまま真珠は地面を滑って行く。そして、その場にいた2人の前で止まった。
「真珠ちゃん!!」
「真珠!」
傷だらけの真珠にうさぎと星野が駆け寄る。
「…うさぎちゃん…。それに星野…さっき倒れたって…」
「俺の心配なんかしてる場合じゃないだろう!…っ!」
怪我をしたところが痛むのか星野が頭を抱える。
「真珠ちゃんとりあえず、手当てしないと…!」
うさぎが伸ばした手を真珠は払いのけた。
「真珠ちゃん!?」
「今は、私の怪我の心配よりも、ファージが出たのよ…。遊園地の人達を襲ってる…」
「ファージが…!」
「くそ、こんなところまでギャラクシアが攻めて来てるなんて…」
星野がチェンジスターを握りしめる。が、やはり、頭を押さえてその場にうずくまってしまった。
「そんな体じゃ無理よ…。ここは私がなんとかするから、真珠ちゃんも、星野も休んでて」
うさぎが変身ブローチを握りしめる。そして、セーラームーンの姿へと変身した。それと同時にファージがセーラームーン達の前へと姿を現した。
「風船色々あるよ~。何色の風船が良いかなぁ~」
そういうと、すぐに真珠達に向かって風船を飛ばしてくる。その早さに避けることも敵わず真珠達は後ろに吹き飛ばされてしまった。