思い通りにいかない力
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「きっと2人なら大丈夫。それに私たちもいるしね」
「そうよ!その魔神とか言うやつもパパっと倒して、鬼宿の記憶も取り戻しましょう!」
「よっしゃあ、朱雀七星士復活やな!」
翼宿が言ったその時、美朱の腕時計が光りだした。それは美朱たちが元の世界に戻る証。
「美朱、気を付けてね。私はもうそっちの世界に行けないから…!」
自分はもうあの世界に存在することは出来ない。美朱たちに何かあったとしても干渉することは出来ない。
「わかった。じゃあ、みんなまたね!」
美朱と魏は朱雀の光に消え、元の世界へと帰っていった。
「さて、俺らもすることわかったし、紅南国行こか!?」
「あ、ちょっとまって、太一君話があるの…」
早速、紅南国へ帰ろうとする翼宿たちを止めて緋連は太一君と話をするために、場所を移動させた。話が終わるまで他の面々は待つことになった。
「太一君…私の、朱雀の神子の気が乱れてる。朱雀の力が弱まっていることに関係してるんだろうけど…不安定すぎるこの体じゃみんなのこと護れるかわからない」
少しの力を使っただけでも消耗が激しい神子の力。朱雀とつながっている神子と言う存在は現状どこまで七星士や美朱を護ることが出来るのだろうか。
「ふむ…」
ふわりと太一君の力が緋連を包む。少しだけ体が楽になった気がした。
「これは一時しのぎじゃよ。解決するには朱雀の力を取り戻すほかない」
この戦いの始まりの時、朱雀はまだ力を持っていた。だが今はどんどんと弱ってきている。朱雀の力の影響を神子は受けているのだろう。そして、朱雀の力では足りなかった部分を残りの四神が補ったが、今朱雀の力が極端に減ってしまっているためバランスが崩れ、それが神子の気の乱れにつながっているのだと。
「…朱雀が力を取り戻すまでこのままなの?」
それではこの世界でも自分の力を存分に発揮することは出来ないではないか。みんなを護ることが出来ないではないかと緋連は悔しさを滲ませる。
「まあ、方法がないこともないが…」
この方法は一時しのぎのだと告げたうえで太一君は話してくれた。今の緋連は朱雀の力が極端に減った状態。だから朱雀の気を補えばいいと。それには七星士たちに気を分けてもらうことが必要だと。
「七星士に力を…?」
朱雀七星士の気は朱雀のものに近い。緋連の気の乱れを落ち着かせるのには十分だろう。ただ、それも無限ではない。緋連が力を使えばすぐに気は乱れ、また七星士から補充しなければならないだろうと。
「…ずっと誰かの気をもらい続けなくちゃいけないのね…」
きっと七星士のみんななら構わないと言って気を分けてくれる。だけど、気を分けるという負担をかけ続けることになってしまう。