踏み出したい一歩
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何日たっても真珠との関係が変わることなく落胆していたうさぎ。みんなで集まる「クラウン」でちびうさも交えて話していた。
やたらと彼女の事を聞くちびうさにその理由を問うため連れて来たというのもあるが、皆でちびうさに質問をしているうちにやっと話してくれた。
未来の地球を守っている守護戦士に真珠が良く似ているのだと。その戦士は自分の事を、そしてクイーンの事を守ってくれていたのだと。
「ママとその戦士がいつも何か真剣に話していたの…」
クイーンとその戦士が話しをするとき、自分は近寄ってはいけないとそう言われていた。
「他の戦士、マーキュリーやプー達とは違う役目を持っているって…。ママはそう言ってた」
どこか一目置かれているようなその戦士、マーキュリー達は彼女をとても頼りにしているように思えた。
その戦士はいつも温かく優しい瞳で守護戦士やネオ・クイーン・セレニティを見守っていた。そして自分のことも。知らないことを尋ねれば教えてくれたし、色々なことで助けてくれた。
「パパとママとその戦士が何かを話すと、いつもどこかに行ったの…」
「どこかってどこ?」
「分からない。そのことはママもその戦士も教えてくれなかったから」
だけど、クリスタル・パレスに辿りつく彼女の体は傷ついていて、そしてどこか辛そうな表情だった、いつも以上に…。
小さい自分にも分かる、それを彼女に聞く事は許されないのではないかと。そんな雰囲気が彼女の周りを包んでいたから。
「プーに聞いても、ただ優しく微笑んでくれただけで…」
『スモール・レディ…。彼女は私たちよりももっと、特別な使命をもった戦士なのです。彼女がそれをあなたに話すまで、何も言わずにいてあげて下さい。彼女を大切に思うのなら』
プルートは知っている。地球を離れたその戦士が何をしているのかを。だけどそれ以上はプルートにも聞けなかった。プルートの瞳の奥に少しだけ揺れた何かを見てしまったから。
だから何も知らない。彼女が優しく、温かい光で未来の地球を守っていてくれること以外は。
「でも、優しかったの。全然怖くもなかった。私が転んだときは私が起き上がれるまでずっと待っていてくれたの」
「クイーンとキングがお仕事で忙しい時、その戦士はスモール・レディに勉学を教えてくれていました」
そんな戦士がいたなんて、今まで聞いたことなかった。だけど、それならどうしてあの時出会えなかったのだろう。ブラック・ムーンの攻撃で自分達が未来に向かった時。あの時のクリスタル・パレスにはその戦士の姿はなかった。
「その戦士はその時、ママからお仕事を頼まれて地球を離れていたの…。だから…」
『スモール・レディ。またお仕事で少し離れなくてはなりません。私が帰ってくるころには今以上に素敵なレディになっていてくださいね』
そう言ってその戦士は30世紀の地球を後にした。