孤独を選ぶ
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彼女が走り去った後、その場に来たのはピンク色の髪の毛をしたうさぎによく似た小さな女の子。
そして、その子と手を繋いでいるのは、大学生くらいの青年だろうか。
「まもちゃん、ちびうさ!」
その姿を見るなりうさぎが駆け寄った。
「どしてここに?」
「セーラーⅤゲームがやりたいなって思って。まもちゃんに連れて来てもらったの」
それより、とちびうさと呼ばれた少女が続けた。
「さっきすれ違った人ってさ、うさぎの知り合い?」
どうしてそんな事を聞くのかと不思議に思ったがうさぎは、今日自分のクラスに転校してきた女の子だと告げる。
「そうなんだ…」
「どうした、ちびうさ?知り合いなのか?」
手を繋いでいるこちらは「まもちゃん」そう呼ばれた彼が聞く。しかし、ちびうさはただ、首を振った。気のせいだと思う。そう告げた。
「それにしても彼女初めてなのに、すごかったわね…」
そう、彼女が叩きだした点数は亜美の記録にあとわずか。あの時声をかけなければきっとその記録を塗り替えていただろう。
「司令室の場所、ばれると思ったわ…」
ポリポリと頬をかきながら答える美奈子。あの時聞こえた警報音のようなものは、このセーラーⅤゲームの下に隠されている司令室のセキュリティのようなもの。
あのまま彼女が続けていたらきっとその場所は姿を現したかもしれない。
あれだけの人がいる所で司令室の場所がばれては意味がない。そう思いゲームを止めたのだった。
「にしても、やっぱり、ただもんじゃないね…あの子」
「やっぱりって、まこちゃん…」
パンと拳を打ちつけるまことにうさぎがタラリと汗を流した。
「転校初日なのに、あのぶっきらぼうな態度。それに、初めてのセーラーⅤゲームをここまでやったってこと。それに、すごい集中力だった…」
「まあ、確かにそうだけどさ。亜美ちゃんも初めてで最高点なんだよ?」
「でも、要注意かも知れないわね…。集中していたにしても警告音にも星梨さんは一度も反応しなかった…」
ギュッと拳に力を入れたのは、うさぎ以外の4人。ちびうさはまもちゃんの手をただギュッと握りしめた。