全ての始まり
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もう、何度目の転校だろう。
数えきれないくらい学校を転々としている。
転校の理由はいつも一緒。両親は別々の会社で働いているが、どちらも重役を担っている。
出張だの、転勤だの、それに付き合って転校してばかりだった。
もう、新しい学校での初めの挨拶にも面白みが無くなって来ていた。
小学校の時、ドキドキして入った初めての教室。
だが、人間慣れと言うモノは怖い。
何度もそれを繰り返すうちに新鮮なドキドキ感を味わうこともなくなり、ただ、いつも通りに自己紹介を終えるだけになってしまっていた。
真新しい机に椅子。
そして教科書。
どれも、最後まで使うことなく目まぐるしく変わる数々。
慣れてしまった光景といえどもやはり辛いものはあるわけで。
そんな事を考えながら学校への道を歩いて行く。
新しい学校、新しい人達。
そして、新しい街。何が自分を待っているのか分からない。
だけど、何かいつもと違う気がしたのは気のせいではないはずだ。
ここでの出会いが自分の中の何かを更に変えてくれる。
そんな気がした。
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