素直になれたら
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「どうしてここにカメレオンがいるのかしら……?」
夜天のドラマ撮影が終わり、まだ昼過ぎだからと久しぶりにスリーライツの家に招かれた真珠は玄関に置かれた大きなケージの中にいるカメレオンを見て声を発した。
「夜天のペットらしいですよ」
リビングから顔を出して大気が答えてくれた。
「夜天のペット…?カメレオンを買ってきたの?夜天が…?」
「仕方ないだろう?ペットなんて飼ったことないから何がいいか分からなかったんだよ」
夜天の言葉に呆れてしまった。なぜカメレオンをチョイスしたのだろうかと。
「まあ、話は中でどうぞ。紅茶を入れますので」
大気に促されやっと家の中へと足を踏み入れる真珠。その視線は廊下のカメレオンに注がれたままだった。
「芸能人のペット紹介番組!?」
何故カメレオンを飼う結論に至ったのかの説明を受けた真珠は声を上げた。そんな仕事を受けるなんて聞いていないぞと夜天の顔を見る。
「夜天が勝手に仕事を取ってきたんだよ」
「勝手にって……。それがペットの紹介番組なんて……。ってことは仲良くなれたの?」
ペットの紹介番組に出るということはある程度の距離感は必要だろう。さすがに飼いたてです~と番組に出てはカメラに移れるチャンスは少ないだろう。
「まだ、買ってきただけ……」
カメレオンとの生活はほんの少し前に始まったばかりだという。これから色々と世話をするつもりだという。それにしてもどうしてカメレオンを選んだのか、そのセンスが信じられないと真珠は吹き出してしまった。
「そんなに笑わなくてもいいでしょ!!」
「だってカメレオンって…。他にもいたでしょ、飼いやすいペットが」
「テレビだからインパクトがあるのが良いんじゃないかって星野が言ったから」
「オレのせいかよ!!」
買ってきたのはお前だろうと星野がため息をつく。
「でもペットの紹介番組って芸とかさせるんじゃないの?」
テレビをあまり見ない自分でも知っている。芸能人のペット紹介番組なんて芸をさせたり、面白エピソードを話したりするのが定石だろうと。そんなものを収録までの短期間にカメレオンに教えさせることは可能なのかと真珠が聞いた。
「カメレオンって芸出来るのか…?」
「…さあ?擬態するとか…?」
「それは芸ではないのでは?」
カメレオンの擬態を生かした何かが出来ればいいがと4人が頭を捻る。が、いい案は浮かばない。当たり前だ、4人とも圧倒的にカメレオンに対する知識が足りない。