過去~星の記憶・繋がりゆく光~
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火球の生誕祭は大きな出来事もなく無事に終わり、少し経ったある日、まだ朝の光は窓から差し込んでは来ない時間のことだった。バタバタと廊下を走る音で目が覚める。何かあったのかとスピカは扉を開けた。
「何かあったの?」
「それが、街に何者かが現れたと、スピカ様にもそちらに向かってほしいとプリンセスが…」
「侵入者ということかしら?」
「そのようです。この星のものではないようで、街を破壊しているようなのです…。先ほどスターライツの皆様も向かわれました」
「わかったわ。場所を教えてもらえるかしら」
伝達者からその場所を聞いて向かう。火球の生誕祭は終わったばかり、もしかしたらその時に何者かが入り込んでいたのかもしれない。近隣の星からお祝いに訪れていた、たくさんの来訪者、紛れ込むにはうってつけだっただろう。
あの生誕祭でそのような異変は感じなかった。太陽の黒点の影響はまだこの星に届くほどではない。それならば別の何か…。もしかしたら…。ギュッと胸元のブローチを握った。
「スターライツ!」
辿り着いた街は全てが壊され、燃えている。その光景に絶望を感じていた彼女たちに駆け寄る。
「何が起こったの…」
「わからないわ。何か大きな力がぶつかったと思ったら、もう…」
ファイターが震える声で答えてくれた。こんなことが起こるなんて、眼前に広がる光景は絶望を与えるには十分すぎる。それは一瞬だった。報告を受けて駆けつけたその一瞬で街はこんな姿へと変えてしまった。
街の人たちがどうなったのか知るためにその先に進もうとするが、炎が壁となり進むことは不可能に近かった。炎の奥で何かが動いた気がした。
「お前がスピカ…か…」
炎の壁から出てきた人はスピカを見つめてニヤリと笑う。
「この星に何をしに来たの…」
スピカはその人をじっと見る。一体何の目的でこんなことをする必要があるのかと。
「壊しにきた。全てを…銀河の全てを手に入れるために!!」
ダンとその人が踏み込むとそれはすぐ来る。グッとその拳を両腕でガードするがその力は強く、よろける。
「スピカ!!」
ファイターがスターエールを取り出すがそれはその人のブレスレッドから出た光によって弾き飛ばされた。
「くう…」
「ファイター…!!」
「ねえ、スピカ?あなた戦わないの?私を消すほどの力を持っているのに?」
次々と繰り出される攻撃、それを防ぐだけで精一杯で反撃の隙なんてどこにも見当たらない。