過去~星の記憶・全ての始まり~
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記憶が蘇る。あなたと過ごした時の記憶が。私たちの始まりだったあの時の記憶が…。私があの場所に行かなかったら、あなたと出会わなかったら…。何かが変わっていたのかな。
私にもう一つの大切な感情を教えてくれたあなた。また会えると信じていたわ。だって、星の輝きは永遠だから。変わらないあなたの輝きが私を導いてくれるの。
今度こそ大切な人たちを護り切れますように。あなたと一緒に居られる未来を掴み取れますように。そして、私が、私の弱さに立ち向かえますように…。
「スピカには他の星に行き、星達を結んできてほしいのです」
「私の輝きをつなぐ力でお役にたてるのなら…」
クイーンに言われて星々を巡り輝きを繋いでいたあの時、もう太陽の黒点は広がって、その時が迫って来るのを感じていた。自分の使命はそれが銀河に影響を及ぼす前に星たちを繋ぐことだから。
月の輝きが届かない遠い遠い星に来ても、胸の中に残るプリンセスの輝きだけを支えに使命を果たしていた。そんな時だった、あの星。もう一つの大切な輝きに出会った星に降り立ったのは。
月から遠く遠く離れた辺境の星、キンモク星。その星はまだ悪しき力の影響を受けておらず、近隣の星との関係も良好だった。この星の全ての生き物が平和だとそう言っていた。
「月の王国の使者です。この星のプリンセスの元へ…」
キンモク星の宮殿に向かい兵士に話しかける。月の王国のものだと言えばすぐに通してくれた。通された一番奥の部屋。プリンセスが待つ部屋へと案内される。
「月の王国の使いの方がお見えになられました」
「どうぞ、通してください」
扉の奥からクイーンとは違う、綺麗で凛とした声が聞こえてくる。扉が開いてその人が姿を現した。
「初めまして、この星のプリンセス。私は月の王国より参りました。クイーン・セレニティの使いの者。セーラースピカでございます」
跪き挨拶をする。ゆっくりとプリンセスが近づいてきて、とんと肩に手を置かれた。
「そうかしこまらなくても大丈夫ですよ。私はこの星のプリンセス・火球。セーラースピカ、遠いところをようこそおいでくださいました」
「太陽の動きが活発化していることをご存じでしょうか?」
「ええ。そしてそのためにあなたがいらしたのでしょう?」
微笑んだこの星のプリンセスはクイーンとは違った美しさを持っていると思った。
「私の側近のセーラー戦士を紹介しますね」
そう言って出てきたのは3人の戦士。
「セーラースターファイター、セーラースターメイカー、そしてセーラースターヒーラー、彼女たちはスターライツとしてこの星を、そして私を護ってくれています」
それがスピカとヒーラーとの出会いだった。自分の登場に不満そうなヒーラーの顔を見て、異星人の自分を警戒するのは当たり前だと思った。元よりこの星の輝きを繋いだら自分は違う星へと向かう。そこまで深くかかわるつもりなどなかった。