きっかけはあなたの光
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とあるスタジオ。いつも使っているスタジオとは違うその場所でスリーライツはミュージカルの稽古のために訪れていた。もちろん付き人の真珠も一緒に。
少し前の付き人騒動の時に真珠がスリーライツの付き人をしているとみんなにバレてしまったことで、思った通りみんなからの質問攻めにあい、クラウンの注文を奢ることになってしまった。
「はあ…。ほんと、美奈子たちは…ミーハーなんだから…」
稽古の休憩時間スリーライツとお茶を飲んでいたところ思い出してしまってため息が出てしまった。
「何?ため息なんかついて…」
「え?ああ、夜天君たちのおかげで私の財布がピンチだっていう話」
「はあ?意味が分からないんだけど?」
真珠の財布を空にするようなことはしていないはずだと夜天が言うと、大気がクスクスと笑っていた。
「愛野さんたちに奢らされたのでしょう?」
「そりゃ大変だなぁ~」
「もう、他人事だと思って…」
のんきに笑う星野に、付き人の始まりは星野が無理やりに連れてきたからだろうと。
「別にいいんじゃない?」
「あの子たちどれだけ食べたと思ってるの?」
「僕が知るわけないだろう!?一緒に出掛けてもいないのに」
始まる言い合いに星野が呆れる。
「本当、お前ら飽きないよなぁ。毎日毎日…」
口を開けば口喧嘩が始まる2人。この2人がまともに会話をしていることの方が珍しいかもしれない。小さなことから、大きなことまで彼女たちの口は止まらない。いや、これも彼女たちのコミュニケーションなのかと思った。きっと自分では夜天とも真珠ともここまで言い合いが続かない。
「仕方ないだろう?真珠が僕に突っかかって来るんだから」
「私のせいにするの?だいたい夜天は…!!ってごめんなさい」
自分の発言に慌てて真珠が口を抑えた。
「なんで謝るの?」
今のどこに謝る要素があったのかと夜天は首を傾げる。
「ほ、ほら、夜天君を呼び捨てにしちゃって…」
勢いがついていたとはいえ、さすがに呼び捨てにしたことは申し訳ないと。
「別に、気にしてないけど…。ってか、「君」はやだ」
ツンと横を向く夜天。どういうことかと今度は真珠が首を傾げる。
「だから、他人行儀みたいで嫌だって言ってるの。ったく、これだからさ…」
ぶつぶつと言う夜天の代わりに星野が答えてくれた。
「真珠は昔、夜天のことを呼び捨ててたんだよ。だから、今の真珠に「君」付で呼ばれるのが嫌だってこと。出来れば呼び捨てで呼んで欲しいんだって」
そうだろう?とニヤニヤとする星野にフンと夜天が答えた。