同じ輝き
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教室にまで聞こえてきた声、あの悲鳴はただ事ではなかった。その声が聞こえたグラウンドへと走っていく。アメフト部が練習をしていたと思ったがいつの間にか練習は終わっていたのだろうか。グランドは穴ぼこだらけで生徒たちは見当たらなかった。
「真珠ちゃん!!逃げて!!」
前から走ってくる5人のセーラー戦士とすれ違う。どうやら敵の攻撃から逃げているらしい。グッと構えた真珠はセーラー戦士達とは逆方向に走り出す。
「はぁぁぁ!!」
蹴り上げた足は見事に敵、ファージの顔に当たり、戦士たちに攻撃をしていた手を止める。
「助かりましたぁ…」
逃げるだけだった戦士たちが真珠の側に集まってくる。
「もう、しっかりしてよ…」
「あはは、面目ない…」
変身出来ない真珠を戦闘に巻き込んでしまったと戦士たちは謝る。顔面を蹴られたファージは戦士達から真珠にターゲットを移したらしく、手に持つ何かを投げつけようとしていた。
「くらえー!!青春の汗!!」
それは水風船のようなもので、地面に大きな穴を開けて弾ける。更にその弾けた水はものすごく臭かった。
「汗臭いわね…」
それをかわしながら真珠はファージを見る。だが次々と青春の汗なるモノが飛んできて避けているうちに、距離がドンドンと遠ざかってしまった。どうにか隙を見つけて攻撃できないか、避けながら考えていた時、陥没した地面に足を取られ、倒れ込んでしまう。
「真珠ちゃん!!」
「ははは!!これでゲームセット!!」
地面に倒れた真珠を捕らえそいつは特大の青春の汗を作り始める。小さな水風船のような汗でも地面が陥没するぐらいの威力だ、あの大きさが当たれば無事では済まないだろう。避けなくては、そう思った時、どこからか音が聞こえてきた。
「夜の暗闇つらぬいて」
「自由の大気駆け抜ける」
「3つの聖なる流れ星」
グラウンドに浮かぶ3つのシルエット。そして真珠に見えた輝き。
(あれは、セーラー戦士の輝き…、それに、似てる…。ううん、似てるんじゃない同じだわ…)
そう、その戦士たちの輝きは同じ。今日転校してきた彼ら、スリーライツのものと。コツンとヒールの音がしたと思ったら銀髪の戦士が側に来ていた。
「全く、おとなしくしていなさいって言っているのに…」
地面に倒れた真珠を起こしながらため息をつくその戦士。
「私のことを知っているの…?」
「そうね。知っているわ…。でも今は話している時間はないわね」
そう、今は戦闘の最中。個人的な話をしている時間はない。ファージを見ると先ほど見た時よりも更に大きな玉を持っているファージ。
「スタージェントル・ユーテラス!!」
茶色の髪の戦士がその玉を破壊した。そしてはじけた玉に溜まっていた青春の汗はファージの顔に全てかかり、そのあまりの臭さに作ったファージ本人が鼻を押さえてクサイクサイと暴れていた。