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「スピカとおちびちゃんはここにいなさい…」
そっと、セーラームーンの腕からちびちびがスピカに渡される。スピカの傷は戦いに行けるほど軽いものではない。何度もギャラクシアの技をその身で受け止めたのだから。
「ヒーラー…」
「大丈夫よ。あなたが信じている光は弱くないでしょう?きっと、ギャラクシアを倒してみせるわ…」
ヒーラーの言葉に頷き、スピカはちびちびをギュッと抱きしめる。辺りはギャラクシアの攻撃ですでに無残な姿へと変えられていた。カツン、カツンと音を立ててヒーラー達はギャラクシアの前に姿を現した。こっそりと、スピカとちびちびムーンもその様子を影から見守る。
「ようやく観念したか…!」
不敵に笑うギャラクシアの顔。
「私達は諦めない!!絶対!!」
だけど、それよりも強く、力強い声でセーラームーンは答えた。
「…セーラームーンに懸けてみましょう…!伝説のセーラー戦士が残した希望の光…」
「そう、彼女かもしれない…」
「伝説のセーラー戦士が残した希望の光か…」
ファイター、メイカー、ヒーラーがセーラームーンの背中を見ながら告げる。自分達のプリンセスと、大切な彼女が探していた伝説のセーラー戦士の希望の光。もしかしたら、セーラームーンが何か握っているのかもしれない。そう、思った。だけど、希望はいつだって、すぐに絶望に変わる。
「伝説のセーラー戦士だと?」
その言葉に反応したのかギャラクシアがゆっくりと語りだす。
「太古の昔より繰り広げられてきた、光と影の戦いセーラーウォーズ。銀河最強のセーラー戦士はカオスを己の体に封じ込め。銀河に平和をもたらした…。そんな伝説があったな…。久しく忘れていた…」
ギュッとスピカはちびちびを抱きしめる。もう、その正体を知っているから…。
「その伝説のセーラー戦士とは…私だ…」
ポタリと滴が地面に落ちた。
「…ちーび…」
震えるスピカの体。流れ落ちる滴。そう、それはただ、辛く、信じがたい現実。そして、ファイター達も同じ思いだった。今まで戦ってきた戦士が、自分達の希望であるはずのそのセーラー戦士だと言うのか。
突き付けられた現実がじわじわと、背中から襲ってくる。探していたその希望がギャラクシアだなんて信じられない、信じることなんてできない…。そんな現実…。ギャラクシアの掲げた頭上には一本の黒い剣が姿を現していた。
「私が銀河最強にして、伝説のセーラー戦士…。セーラーギャラクシアだ!!」
その剣を手に取りギャラクシアはただ、高く笑い声を上げていた。
「最強のセーラー戦士は己の体にカオスを封じ込めた。そうするしかなかった。それ以外銀河を救う術は無かったのだ。銀河には平和が戻った…。しかし、カオスを取り込んだセーラー戦士は悟ったのだ。頼れるものなどいないのだと…」
ギュッと拳を握りしめる。少しの間一緒に戦った。同じ使命を持っていたはずなのに…。
(ギャラクシア…。ごめん…!私が、あの時…)
キンモク星に攻めてきたあの時の事を思い出す。そして、浮かんで来るのは後悔ばかり…。あの時自分がキンモク星を、大切な星を壊すことを恐れなかったら…。