神子の決意 消えゆく者たち
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玄武の神子に言われ部屋を一つ用意した。その部屋には神子以外の人間の立ち入りを禁じられた。もちろん、柳宿も例外ではなかった。
「…完全に喰われたか、それとも内にまだ残っているか…」
玄武の神子が緋連の額に自分の額を合わせる。玄武の神子の体から銀色の光が出てくるとそれは緋連を包み込んだ。
(朱雀の神子、お前はどうしたい…?)
「神子ー!!朱雀のみーーこーー!!」
誰かの声が聞こえて、遠い遠い場所にいた意識が引き寄せられる。
「…ここは…?」
目を開けるとそこはいつか見た夢の中と同じ、青の玉がクルクルと回っていた。
「やーっと起きた!!」
青い玉が大きく光ったと思うと、そこに姿を現したのは緋連と同じ姿の女の子。なんとなくそれが誰かを理解した。
「青龍の神子…?」
「そっ、あなたがあいつの手にかかって、ばらばらになった神子の1人だよ」
いつかの朝、目覚めた時に感じた言いようのない喪失感はきっとそれだったのだろう。
緋連の中にあった四神の神子としての記憶は4つに分かれてしまったのだと青龍の神子は続ける。
「それとその玉、あなたの玉だから。壊さないようにね」
指を指され、自分の手に握られた玉を見る。いつの間に持っていたのだろうか。だけどその玉は闇に染まり、赤い色は中心に少し残っているだけだった。
「その玉壊れたら、あなたが消えるから気を付けて。あ、闇に染まってもダメだけど」
「闇に染まる…?」
「あなたの中にある魔の気が完全にあなたを喰うと、あなたはあなたでなくなるから」
自分の中の魔の気、きっとあの時冬雅によって体に移されたものだろう。それが自分の気を喰らいつくそうとしているのか。
「あいつら神子に七星士を倒させて朱雀の復活を阻止しようとしてるみたいだね。ちょうど朱雀の加護も断ち切っちゃった後だから、魔の気に食われるのも早いわけだ」
「これ。どうしたら祓える…?」
あの時一瞬見た倒れる七星士と、美朱の姿。あれが魔の気に喰われてしまった自分のせいならば…。この玉が闇に染まりきる前にそれをどうにかしたい。
「うーん、とね、覚悟はある…?」
「覚悟…?」
「そう覚悟。全ての神子の記憶と、あなたの全てをかける覚悟」
「…詳しく教えて…」
緋連の言葉に青龍の神子はニッコリと笑った。