夢の終わり
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『 交わることは許されない…』
どうして?だってやっと一緒になれたのに。柳宿と一緒に過ごす未来を夢見たのに…。
『 』
ねえ、なんて言ってるの…朱雀…?還る場所…?
『 を護らなくては…神子の 』
ダメなの…?一緒になれたのに、この日を夢見ていたのに…。
『今は 完全に られたら 』
今はダメ…?いつならいいの?いつなら私と柳宿は結ばれるの…?
「…変な夢みた…」
明け方目が覚めた緋連。横にはスヤスヤと眠る彼の姿。昨日夫婦になったのに、最後の最後で拒んだ自分を優しく包んでくれていた。
「柳宿は優しすぎるよ…」
どこまでも優しくて、その優しさに頼り切ってしまいそうで怖い。彼を起こさないように寝台から静かに出ていく。
昨日の夜に自分の姿ではなく神子を映した鏡を見つめた。昨日神子が映らなければこんな気持ちで目覚めることはなかったのにと少し睨むような表情をしていたのに。
「…噓…でしょ…」
その鏡に手を合わせ、ギュッと目を瞑る。真実を隠すように。もう一度静かに目を開ける。
「……」
その鏡に映る姿に、ほっと胸をなでおろした。きっと寝ぼけていただけ、そう、まだ昨日のことで頭が混乱していただけだと自分に言い聞かせた。
「…ちゃんと、居るよね…私…」
もう一度鏡を見つめる。しっかりと映る自分の姿。彼のくれた髪飾りをまだ整えもしない髪に付ける。しっかりと鏡に映る姿を確認しながら。
「もう、驚かさないでよ…」
フウと息をつき、髪飾りを付けた自分の姿を角度を何度も変えて見る。やっぱり彼のくれた髪飾りは素敵で、自分に似合っていると思った。
「…緋連…?」
そうこうしている間に柳宿が目覚めたらしく起き上がった。呼ばれて緋連は彼の元へと向かう。シャランと髪飾りが揺れると、それ以降、彼女の姿が鏡に映ることはなかった。
「ったく、急に現れたら驚くじゃない…」
コツンとその人物の額を軽く小突く柳宿。今朝のひと時。緋連と少し遅めの朝食を取っていた時だった。従業員の叫び声が聞こえ、あわててその場所に駆けつけた。
そこにいたのは「妖怪物の怪…」と恐怖に体を震わしている従業員、そしてその視線の先の美朱と魏だった。