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―――朱雀の巫女を守護……我の巫女を、我を……―――
頭の中で声が聞こえる。
「あの誰かは誰…」
変な夢のせいで、すっかり目が覚めてしまった。まだそれほど日も昇っておらず、起きている者も少ない。
廊下に出て緋連は思いきり背伸びをした。
「守護する者、私は知ってる…?でも、どうして…」
もう少しで何かを思い出せそうなのだが、何かが邪魔をする。
『…は、 をかけて…護る……』
『そんなの…私…』
『……めよ、…が選ら……』
『………です。そんなの、……だ!!』
「…っ」
(何今のは。私は、何を話していたの…知りたいのに、どこかで「私」が拒絶する…)
「部屋に入ってお茶飲もう…」
部屋に入り、昨日柳宿が淹れてくれたようにしようと思うのだが、こちらの世界にはお湯を沸かして置いてあるわけでもない。
茶葉もあるにはあるが、種類がたくさんあるためよくわからない。
皆が起きだしてから聞くことに決め緋連はもう一度ベッドの上に寝転がった。
「一体私に何があるんだろう…朱い光と、青い光…唯ちゃん、美朱、会いたいよ…」
2人と一緒にいる時は何も不安になることなんてなかった。
いつも一緒で何でも話せる友達。美朱はこの世界から元の世界に帰ったのだから来るまで時間がかかるだろう。
一緒に吸い込まれたはずの唯は同じ場所に落ちては来なかった。と言うことは違う場所に落ちたのだ。
(青い光…東を護る青龍か…)
「私、何今の、青龍って何…?」
自分じゃない「何か」が知っている。青龍と言うものの存在を。守護する者の存在を…。
「いや、だ、思い出したくない、私は…知りたくない…!」
体がカタカタと震えだす。
バンッ!
扉が開き朝日が部屋に入り込む。そして、揺れる紫の髪を見た。