2つの恋の行方
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奎宿(鬼宿の師匠)の案内で、緋連たち朱雀の一向は彼が今生活している西廊国の家に身を置くことになった。翼宿達は衰弱していたこともあり、屋敷に着くなり寝所で爆睡している。
緋連と美朱、柳宿と鬼宿は体力にも余裕があったため、皆が起きるまでそれぞれゆっくりと過ごしていた。
「まさか、神子が私の家に来るなんてね…」
その家のもう1人の住人、奎宿の妻、昴宿が緋連に話しかける。それにただ緋連は笑って返した。
「にしても、あんたもずいぶんと感情を出すように…」
「朱雀の巫女に会って、あっちの世界で私は人間として過ごしていたから」
「そうかい…」
少し寂しそうに昴宿は告げる。緋連もその意味を理解しているのかただ優しく微笑んでいた。そっと衰弱して眠りについている朱雀七星士達の部屋を後にした2人は廊下で美朱と遭遇する。
「緋連、みんなの様子は?」
「結構ぐっすり寝てるから、大丈夫だよ」
「そうそう。まあ、衰弱はしてるけど、すぐに回復するさ。あんたも休めば?」
昴宿に言われて頷くが、その前に気になる事を昴宿に聞く。どうして、奎宿が鬼宿の師匠なのかと。どうやら昔、奎宿が旅の途中に紅南国に立ちよった時鬼宿と出会ったらしい。
彼に、勉学や武術などを教え込んだのは奎宿だったらしいのだ。
「へえ…」
「じゃあさ、緋連とそのお師匠さんと、それにおばさんはどうして知り合いなの?」
美朱の質問に一瞬顔を見合わせる緋連と昴宿。
「どうしてでしょう?」
「あ、ちょっと、緋連…!」
美朱にクスリと笑い緋蓮はその場を去っていく。それに昴宿はため息をついた。
「私達は白虎七星士さ。以前は神子に護ってもらっていた…」
「…そうなんですか…」
「美朱ちゃん、あの子を神子にさせちゃだめだよ…。あの子はもう、戦いなんてしなくていいはずなんだから…」
そう言った昴宿の瞳が少しうるんでいた。